Orlando International Airport長いようで短かかったような、短いようで長かったような今回の出張も終わり、帰途についています。今はOrlando International Airport(MCO)の出発ゲート前で2時間後に離陸予定のDetroit行きの便を待っているところです。今回の旅は乗り継ぎに余裕を持ちすぎてひたすら待つ時間が非常に長くなってしまったのが失敗でした。私が最初に選んだ便だとそれぞれ半分くらいの待ち時間で済んだはずなのですが、911以来安全対策がかなり厳しくなっているアメリカなので乗り遅れるようなことがないように慎重にならざるを得なかった、ということで仕方のないことです。

ということで今いるOrlandoの空港はこれまた凄いところです。出発前にGoogle Mapで見たときにもびっくりしたのですが、滑走路が3600mを2本含む4本あって、日本の地方空港など目ではないようなエプロン(駐機場)と搭乗口も4つあり、その中央に位置するターミナルとそれぞれの島の間は複線の新交通システムで移動するという、スケールの大きさをまざまざと感じさせられるものです。またリゾート地の空港らしく、ターミナルの周辺には何の役にも立たない中央に島のある池があって、ここに到着した人の気分を盛り上げるような演出になっているようです。

しかし、今回私が金属探知とX線の検査に並ぶ長蛇の列に焦ってそそくさと中に入ってしまったのも悪かったのですが、検査を済ませて中に入ってしまうと土産などを売っているような店が1つしかなく、空港で買うつもりだった職場などへの土産が買えずじまいになってしまいそうです。また、ホテルを朝6時に出てきたので朝食も摂っていなかったのですが、食べるにしてもろくな店がなく、パンの不味いサンドイッチ、というより丸いパンを切って間にタマゴとソーセージを挟んだだけのものを我慢して食べたような状態でした。ちょっと腹が立ったのはこの店の店員がこちらの言うことがわからないフリをしてまるっきり聞いておらず、メニューにある”Iced Tea”を頼んでいるのに「ソーダね。ソーダでいいでしょ。」と勝手にソーダにされてしまったことですが、こちらも面倒だったし値段も変わらなかったので諦めてしまいました。それはともかく、外には買い物にしてもレストランにしても良さそうな店がいくつもあったので、慌てて中に入ったのはかなり失敗だったようです。まあ、到着時にも同じところを通っていたはずなのですが、ここまで何もないとは思いませんでした。

ちなみに、フロリダというのはアメリカ南部ということでアングロサクソンの比率が低く、中南米系の人や黒人の姿が目立ちます。またスペイン語を中心に英語以外の言葉で会話しているのをよく目にしますし、空港の案内なども英語とスペイン語が併記され、英語に続いてスペイン語でアナウンスされていたりして、かなり存在感があります。アメリカだからどこでも英語が通じるだろうと思いがちですが、私以上にカタコトでしか喋れない人などもいるようです。互いにそれだとコミュニケーションが難しくて困りました。

そういえば、このOrlandoの空港でもWiFiが使えないものかとiBookのAirPortを有効にしてみたところ、どこかから漏れているというような感じではない、それなりに強い電波を捕まえることができました。こうしてどこでも勝手に使ってしまっていいものなのかとは思いますが、まあ「旅の恥はかきすて」に近いものでしょうか…それにしても便利な世の中になったものです。