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東京往復ドライブ 食事編

何はなくとも食は大事。

今回の東京往復ドライブはなかなか過酷なものとなってしまいましたが、それも美味しいものが食べられれば救われるものです。道中ではなるべくその地のものを食べられるようにしていますが、今回はまあまあうまく行ったように思います。なお、スターバックスには何度も行きましたが、それは除いています。

まず行きの昼食は御前崎の海鮮なぶら市場に入っている、魚屋が経営しているという寿司店海幸の「まぐろの切り出し丼」です。ここはプラスチックの容器に入れられて持ち帰りも可能なカジュアルな店で、丼も500円からあるのですが、切り出し丼は980円となっています。新鮮なマグロが文字通り山盛りとなっていて、たっぷり味わうことができてこの値段というのは実にお得感があります。容器がチープであることだけが難点ですが、それで何百円も高くなるよりはこの方がいいでしょう。

夕食はちょうど静岡にいる時に思いついたらすぐ近くにあった炭焼きレストランさわやかの静岡瀬名川店で名物のげんこつハンバーグをいただきました。250gとボリュームたっぷりのハンバーグをレアでいただけるのに税別980円というのは企業努力も相当あるでしょう。美味しさは間違いありません。前回は大型連休のランチタイムだったので1時間以上待った記憶がありますが、さすがに平日の夜はガラガラだったので一人でも気を使わずに済みました。

2日目の朝晩は実家で食べたので昼食だけ外で食べることになったのですが、昼食のつもりで食べたスターバックスのサンドイッチではやはり足りず、4時頃に空腹に耐えられず近くにあった揚州商人の飯田橋ラムラ店にフラフラと入ってしまい、ネギラーメンを食べてしまいました。揚州商人は首都圏の4都県にのみ展開されているチェーン店ですが、以前出張で滞在していた新横浜で見つけて以来、私のお気に入りとなっています。地元にもできたらいいのにとは思いますが、無理はしないでもらいたいです。

帰路では昼食に高遠の紅さくらという店で30分ほど待って高遠そばを食べました。もともと高遠が信州そばの発祥の地だったようですが、地元の人は自分たちでそばを打って食べていたので蕎麦屋ができたのはつい最近のことだそうです。今回訪れた紅さくらも1年前にできたばかりの新しいお店でしたが、川沿いのとても気持ちのいい店で美味しくいただくことができました。なお、高遠そばの食べ方の特徴は焼き味噌と辛味大根をそばつゆに混ぜて食べるということのようですが、薬味のミョウガも効いて実に良かったです。また、そばには小鉢がいくつかとデザートが付きますが、この日のデザートは凍らせた柿で、これも甘くて美味しかったです。

最後に、夕食は岐阜市内で食べることになったのですが、岐阜ならではというとなんだろうということで思いついたのが台湾ラーメン大吉です。台湾ラーメン自体は名古屋めしとされていますが、名古屋文化圏にある岐阜にその名店があるということです。私はちょっと汁物は暑かったので台湾ラーメンは避けて、そこから派生した台湾まぜそばを食べることにしました。熱々の麺にピリ辛の肉味噌と卵黄を薬味と一緒に絡めて食べるというものですが、さすがに順番待ちが耐えない名店だけあってとても美味しかったです。周りの人は皆ラーメンを美味しそうに食べていたので、私も次があれば試してみたいと思いますが、まぜそばも期待以上に良かったと思います。

ということで、ちょっと麺類の割合が高くはなりましたが、特徴的な美味しいものをいろいろ食べられて、食の面でも満足の旅となりました。最初の御前崎以外は行き当たりばったりなのですが、結果的に良い店を見つけられたのは幸運でした。

東京往復ドライブ

こんなの誰にも付き合わせられません。

先週は久しぶりに東京モーターショーを見に行ってきましたが、実はこれはほとんど名目だけで、本当の目的はその往復のドライブにあったような気がしないでもありません。自宅から東京の実家までは普通に高速道路で行けば600kmほどの道のりになりますが、新幹線で行くよりも安上がりに済ませたいので極力一般道で行く、というのが基本方針です。また、ただ真っすぐ行ってもつまらないのであちこち寄り道をすることになります。

ということで出発した日は3時過ぎに目が覚めてしまったこともあり、自宅は朝4時くらいに出発してしまいました。そのおかげでスイスイスムーズに東名阪道の御在所SAに7時前に到着したので、ここでスターバックスの開店を待って朝食を摂り、そして名古屋の南、大府ICで高速を降りてここから下道にしました。ただ、ここで高速を降りるのはちょっと早すぎて、朝の渋滞に捕まってちょっと時間のロスになってしまいました。

なんとか渋滞を抜けると知立バイパスはスムーズで、蒲郡を抜けて太平洋沿いを進んで御前崎に到着したのは11時半ごろでした。ここで昼食を摂って、今度はまっすぐ北へ、山の方へと向かって到着するのが今回の寄り道のハイライト、大井川鐵道井川線の奥大井湖上駅です。ここでは駐車場から駅が見える展望台までちょっとしたハイキングをしてようやく眺められるのですが、写真で見たとおりなかなかの光景です。ただ、先日の台風のせいか湖の水が茶色く濁ってしまっていたのだけは残念です。また、本当は列車を一緒に写真に入れることができれば良かったのですが、なにぶん一日5往復しか無いのでそれに合わせることはできませんでした。

次に向かったのはこのすぐ近くにある寸又峡です。ここにたどり着くまではすれ違いのできないような細い山道を通らなければならないので、観光客で賑わう週末や連休は渋滞となってしまうようなのですが、この日は平日に休暇を取っていたのでそのような観光地とは思えないほど空いていたのは幸いです。ここでも駐車場に車を置いてハイキングとなるのですが、こちらは高低差がなく、また舗装された道路を歩くので散歩程度の感じです。まだ紅葉の時期には早かったようで赤く色付いている木はまばらでしたが、なかなか雰囲気のあるところで気持ちのよい時間を過ごすことができました。

このあとは静岡市内で夕食を食べ、清水いはらICから新東名高速に乗って、実家に到着するのは夜8時半過ぎとなりました。朝4時から16時間半、走行距離は715kmでした。

翌々日の帰り道は朝6時過ぎに実家を出発し、まだ空いているうちに都内を抜けて、相模原から懐かしの道志みちで山中湖へと抜けました。独身時代は何度となく利用していた道ですが、それ以来なので20年以上ぶりということになり、道路はだいぶ改良されて走りやすくなっていたと思います。しかし、ところどころ記憶に残っているとおりの場所があり、懐かしさがこみ上げてきました。

富士吉田のスターバックスで一服してから富士五湖をすべて見て、韮崎から甲州街道、茅野から高遠、伊那、飯田と進んだあたりで暗くなってきて、国道418号が予想以上に細い道で真っ暗な中心細かったのですが、なんとか国道19号に出て、土岐から国道21号で岐阜に到着しました。このあたりでもうこのまま下道で行くことは諦め、夕食を摂ってから東海環状道の大垣西ICで高速に乗り、ギリギリ日付が変わる前に自宅に到着したような感じです。帰り道はこれといった場所には寄らずただひたすら走ったわけですが、時間にして17時間半、距離は偶然行きとわずか1km違いの716kmとなりました。

よく「奥さんは一緒に行きたいと言わないのか」と聞かれますが、普通こんな走っているだけの旅なんて嫌ですよね。また、結局行きも帰りも高速を使うことになってしまったのは敗北感がありますが、日中はどうしても混雑するので仕方ありませんね。独身の頃は夕方出発して深夜のガラガラの中山道を突っ走るなんていうことをしていたものですが、そんな体力はもうありません。

野沢温泉と沼津

ほとんど車に乗っていたような。

例年、我が家では正月とお盆の連休に東京の実家に帰省するのが習慣になっていますが、今年は長男も次男も学校の部活動や補習などで夏休みといえどほとんど拘束されていて、連休となっているのが8月13日から15日の3日間だけでした。私も13日からの1週間は勤務先の休暇となっていたのですが、帰省するならこの3日しかないということ、そして家族で旅行できるのもこの時しかない、ということで、ただ帰省するのではなく小旅行を兼ねて、野沢温泉に一泊してから実家へ行き、そして一泊したらまた自宅に戻るという忙しいスケジュールとなりました。

関西から野沢温泉へは南側から松本、長野を通って行くのが一般的なルートかと思いますが、お盆まっただ中ということで京都や名古屋といった大都市を通過するのは避け、今回は北陸自動車道を利用して日本海沿いに北上し、北側から野沢温泉へと入ることにしました。そうすると、朝8時前に自宅を出ると昼食時には福井市付近を通過することになるので、ここで一旦高速を降りて海鮮アトムに寄り、寿司を食べることにしました。同じ回転寿司でも我が家の辺で食べるものとは一味も二味も違うのですが、今回はなぜかコンベアの上にはまったく寿司が流れておらず、店員さんが注文を受けて握るのに手一杯ということでひと皿ごとに何分も待つことになってしまって子どもたちの受けは良くありませんでした。味はとても良かったのですが残念です。

野沢温泉を選んだのはちょっと涼しい山の中の温泉でのんびりして、旅館で美味しい料理でも食べようということだったのですが、そう決めたのが出発の2週間前だったのでそれほど選択肢もない中で、運良く空きのあった常盤屋さんに今回泊まってみることにしました。温泉街に入ってみると町全体に硫黄の匂いが漂っていて、ちょっと気分が盛り上がります。

この常盤屋さんの名物は千人風呂という光明皇后ゆかりの伝説を持つ湯です。もちろん私達も浸かってみましたが、程よい温度の、硫黄泉特有のぬめりのある湯でしっかりと温まることができました。冬だったらもっと気持ちいいことでしょう。

また、野沢温泉といえば町中に点在する外湯ですが、常盤屋さんの目の前にある大湯に行ってみました。利用料は賽銭箱に気持ちだけ、ということなのでちょっとだけ入れて入ってみると、いきなり脱衣場と浴槽です。2つある浴槽のうち1つにだけ何人もの人が入っていてもう片方は空なので何かと思うと、そちらは「あつ湯」とのことで、確かに湯の温度は相当高温でした。熱めの湯が好きな私でもさすがにこれには入れないのでぬる湯に入ってみましたが、こちらも決してぬるくはなく十分でした。

夕食は常盤屋さんの「美雪豚の温泉しゃぶしゃぶ会席」というコースをいただいたのですが、どの品もとても美味しく、家族も皆満足してくれたようです。ちなみに満場一致で一番良かったというのが前菜で最初に出てきた「地物花ズッキーニの天ぷら」というズッキーニを花ごと天ぷらにしたもので、この花の部分が非常にサクサクとしていて甘みがあり、初めて食べて感動的でした。ぜひもう一度食べたい一品でしたが、今後また出会うことができるでしょうか。

翌朝は毎週日曜日の朝6時から7時半の間だけ開催しているという朝市が旅館の目の前の通りで行われるというので、家族のうち長男を除く早起き3人で覗いてみました。地元の特産品などが売られているので、コロッケをつまみながら土産用の饅頭や野菜を買ってブラブラと歩いて楽しみ、朝食前の良い散歩となりました。

この日は長男が「アウトレットで服を買いたい」と言うので軽井沢へ向かい、軽井沢プリンスショッピングプラザでちょっとだけ買い物となりました。軽井沢駅付近の渋滞がひどく、軽井沢町内に入ってから車を停めるまでに一時間ほどかかってしまったのではないかと思いますが、車を降りてみると20度ほどしかない気温はひんやりするほどの涼しさで、とても快適でした。

軽井沢から東京へはすでに高速道路が開通していますが、あえて懐かしの碓氷バイパスを通り、横川駅付近のおぎのやへ寄って峠の釜めしを30年以上ぶりに食べてみました。私の記憶にある通りのものでしたが、上信越自動車道に加えて北陸新幹線も開通して信越本線の横川-軽井沢間が廃止されてしまった今、経営は楽な状況ではないでしょうね。

この後東京まではUターンラッシュにもろにぶつかり、関越自動車道は大渋滞だったので北関東自動車道経由で東北自動車道に迂回したのですが、結局こちらもスイスイというわけには行かず、そこそこの渋滞に捕まってしまいました。ただ、家族が渋滞の間ほとんど寝てくれていたので、むしろそれで助かりましたし、恐れていたほどの時間はかからず夕食の時間に間に合ったので良かったです。

実家では一泊だけして、たまたま入院していた父を見舞ってまたすぐに帰るのですが、ただ戻るだけでは面白く無いので沼津で海の幸を味わって…と思ったのはちょっと間違いでした。沼津は東京に近すぎて、関東からの日帰り観光客でごった返しているのでした。沼津港付近は魚が売られていたり海鮮を食べさせる店がいくつもあって観光地化されているのですが、車を停めるにはそれほど時間がかからなかったものの、2時を過ぎているというのに料理店の前には行列ができています。

目指したのは魚河岸丸天という店で、「行列の割には待ち時間は短い」というレビューを信じて待つこと小一時間、ありついたのが「魚河岸わいわい丼」ですが、まさしく待った甲斐のある一品でした。新鮮な魚介がたっぷり乗った丼ですが、中でも中央に盛られたマグロのぶつ切りがとても濃厚で、周りを囲む生シラス、生桜エビは甘みがあり、イクラもたっぷりのっていて大満足です。

そしてようやく帰路につくのですが、初めて運転してなるほど走りやすいと思った新東名高速道路でも間もなくトンネル内の事故で1時間以上渋滞に捕まってしまい、結局自宅に到着したのは夜中の11時、長い一日となってしまいました。しかしながら安定していて運転の楽なMINIのおかげで、同乗の家族はともかく運転していた私自身はほとんど疲れを感じず、3日で1500km程を走る強行軍も楽々でした。