iPod shuffle携帯ミュージックプレイヤーの国内シェアは実にその6割をAppleiPodシリーズが占めているとも言われていますが、私自身はこれまでRio VoltからRio Chibaと今は亡きRio Audioの製品を使い続けてきて、それで満足とは言わないまでも大きな不都合はなかったのでiPodの購入には踏み切れずにいました。しかし長らく快調に使い続けてきたChibaをつい先日うっかり1mほどの高さからコンクリートの床に落としてしまい、それ以来電源を入れてもすぐに切れてしまい音楽を聴くことができないという状態が頻発するようになり、とうとうそれに耐えられなくなり私もiPodを購入するに至りました。といっても私の利用状況から考えるとコストパフォーマンス的にiPod shuffleが選択としてベストと判断しました。

Apple iPod shuffle 1GB グリーン MA951J/A
メーカー:アップルコンピュータ
アップルコンピュータ (2007/01/31)
ISBN/ASIN:B000IDJA6E

ということで念願のiPodファミリーを入手したわけですが、その包装からして無駄に贅沢です。どうせろくに使い道があるわけでもないのにアクリルのしっかりしたケースに入れられて高級感を演出していますが、これこそがiPodのシェアが高い一因でもあるのでしょう。包装をブリスターパックなどにして安く抑えることで売価にして数百円は抑えられてしまうのではないかと思われますが、仮に9800円のものが9500円になったとしても販売台数が増えるようなことはないでしょう。それよりは高級でハイセンスなイメージを持たせて、そのイメージで売る方がいいという判断です。

以前から私は音楽をすべてPCのiTunesで管理しているので、iPodの導入も至ってスムーズです。DockのUSBコネクタをPCに挿し、iTunesを起動してDockにiPod shuffleを挿すだけで設定を始めることができ、簡単ないくつかのステップを踏むだけですぐにライブラリから曲をiPodに転送することができました。まあその辺りは今さら説明するまでもないでしょうが、これまでいちいちiPodからRio ManagerというRio Audioの管理ソフトにDrag and DropしていたのがiTunesだけで完結するようになったのが当然のことながらとにかく便利に感じられます。

それにしてもこのクリップの形をしたアルミ製のボディが本当に小さく軽く、その辺で落として無くしてしまうのではないかと心配になるくらいです。しかしながら音の方はなかなかしっかりしていて、ややドンシャリ気味な感じはするもののさほど悪くはありません。私はSennheiser PMX100というヘッドフォンを使っていて添付されてきたものは使っていないのですが、ひょっとすると添付のヘッドフォンに最適化されている可能性もありますね。音量以外には音を調節する機能を持っていないので、音質が気に入らないとどうしようもありませんが、さすがに特に問題はなくホッとしました。しばらくこれで満足して使えそうですが、きっとそのうちライブラリを丸ごと持ち出せる大容量のiPodがまた欲しくなるのでしょうね…