金儲けにばかり走るのは見苦しいものですが…
自分のウェブサイトなどで商品を紹介し、そのリンクを経由して購入した人がいたりするとその宣伝の見返りに売り上げの数%程度の現金やポイントが還元される、という成功報酬型広告、または「アフィリエイト・プログラム」と呼ばれるものがあります。私も利用しているGoogle AdSenseやAmazonアソシエイト・プログラムといったものが代表的ですが、Googleの場合は広告ごとに決まった金額が、Amazonの方は売り上げに対し決まった割合の報酬が得られるようになっています。
しかし、「アフィリエイトで月数十万円稼ぐ主婦がいる」といった情報が一人歩きしていて「誰でも簡単に稼ぐことができるのでは」と安易に考えがちですが、やたらにリンクを張りまくってもそう簡単にいくものではありません。それだけ稼ぐ人というのはそれに見合った労力をつぎ込んでいるもので、綿密な調査や詳細なレポート、魅力的な文章で思わず「欲しい!」と思うようなページを作り上げていたりして、生半可な事でそんなに儲かるはずがありません。
私の場合は単に読んだ人が同じものや関連するものを買う手助けになれば、という程度の気持ちでリンクを張っていて、せっかくならおこぼれに与れればということでアフィリエイトリンクにしているだけなので、これまでの累積で1万円程度の収益に過ぎません。とはいえ、趣味でやっていることでごくわずかでも利益が上がるというのは嬉しいもので、それでまた何かを買ってレポートできれば読んでいただいている方にも還元できるのではないかと考えています。
ところでこのアフィリエイトですが、ネット上のショッピングモールの日本最大手である楽天も例に漏れず楽天アフィリエイトというサービスを以前から提供していて、利用している人もそれなりにいるようです。私もずいぶん前に登録だけはしていたのですが、楽天の場合はたくさんの店舗に分かれてしまっているため、紹介したい商品を選んでリンクを作成するというのが少々手間に感じられてこれまで利用には至っていませんでした。
しかしこのたび、「楽天ダイナミックアド」というGoogle AdSenseやAmazonのおまかせリンクと同様のコンテンツマッチ型のサービスが提供されるようになり、この弱点が一気に解消されたので私も早速利用してみることにしました。ウェブページに貼り付けるHTMLコードはアフィリエイト用HTMLソース作成のページで作ることができるのですが、このインタフェースはなかなか優れもので、設定を変更すると即座にそれが表示イメージとHTMLコードに反映されるので、設定を変えるたびにいちいち再描画を待つ必要がないというのが最新のシステムらしく使いやすいものでした。表示される広告に記事の内容が反映されるにはしばらく時間がかかるので今のところは無関係な商品ばかりが掲載されていますが、本当に記事と関連のある商品が表示されるようになれば思わぬ拾いものに出会えたりするかもしれません。
まああまり広告ばかりを貼り付けたページというのは醜いものですし、また私はAdBlockを使用していたりしてウェブ広告自体あまり好きなものではないのですが、記事で紹介されているものを自分も買いたいと思ったときにすぐに商品の売り場に飛ぶことができれば便利ですよね。結局見たくもないものを見せられるから不快に感じてしまうわけなので、コンテンツマッチの性能が良ければ目障りにも感じないのではないでしょうか。何だか手前勝手な論理のような気もしないではありませんが…