良くできたものはいつまでも生き残るようです
クリスマスには自分の誕生日でもないのに沢山のプレゼントをもらってご満悦の我が家の子供達ですが、大人の方は「一体何を上げたら喜んでもらえるのか」と頭を悩ませなかなか大変な思いをしています。一番楽なのは本人に選ばせてしまうことですが、そうすると自分の欲しいものを買ってもらえて満足感は高いものの、思いがけない物をもらえたときの驚きや喜びというものは得られず、「それでいいのか」という気がしてしまいます。
とはいえ、毎日子供と接していて喜びそうな物がわかっている子を持つ親ならまだしも、独身や子供のいない人は相当苦労するのではないかと思うのですが、義妹たちからのプレゼントはなかなかツボを突いていて、特に長男は大喜びで遊んでいます。それは「ダブルクインテットNEO」というゲーム盤です。
この商品は、ダブルクインテット、つまり5×2の10通りのゲームを一つの盤で遊ぶことができるという物で、その10通りというのは以下のものになりますが、誰でも知っているような超古典的なゲームから初めて聞くおそらくオリジナルのゲームまで、色々楽しむことができます。
この中でも長男が一番喜んだのはチェスができるということで、つい先日なぜか図書館で「マンガ・チェス入門」を借りてきてからチェスをやりたがっていたところだったのでした。しかし問題なのは、基本的にはチェスというのは一人でできるゲームではないということです。誰か相手がいなければ楽しむことができないわけですが、日本人の場合将棋はできてもチェスを知っているという人はなかなかいないのではないでしょうか。もともとルール自体はシンプルなゲームなのですが、私は幸か不幸かその子供が借りてきていたチェス入門を読んでしまったので専ら私が相手をしなければならないということになってしまいました。
しかし、短気で大雑把な私は何手も先を読むなどということはもどかしくてやっていられず、ついつい深く考えずに「えいやっ」と駒を動かしてしまうため、8歳の長男にもボロボロ負けてしまいます。これまでに3度対戦しましたが、大の大人が小学2年生に1勝2敗という散々な戦績、しかも2連敗のあとやっと1勝という情けない状態です。子供の方はこれからどんどん腕を上げていくでしょうが、私の方はなかなか向上は見込めませんからね…そう遠くないうちに飽きられてしまうのではないかと心配です。
今では小学生も多くがNintendo DSなどのゲーム機に夢中になってしまっていますが、こうした古典的なゲームで頭を使うというのが特に子供にはいいのではないかとやっぱり思いますね。我が家ではゲーム機を買い与えない方針ですが、それでも他に遊び方はいくらでもあるわけですし、コンピュータゲームで遊ぶというのはなんだか与えられた枠の中で遊ばされているだけのような気がして空しく感じてしまうのですよね…私もゲーム自体嫌いではありませんが、どこへ行くにもDSを手放せないよその子供達を見ていると哀れに思えてしまうのは古い人間というわけではありませんよね?