Perler Beads名前以外にPerlとの関係は全くないと思いますが。

東京の実家に帰省していたこの正月、特にこれといった予定もなかったのでどこか行きたいところはないかということで考えていたのですが、長男がコストコに行きたがっていたのを思い出しました。会員制ホールセールストアということで購入はもちろん入店にも会員の同伴が必要なので、近所に店舗がないので会員になっていない私たちはあまり気楽に行くことができないのですが、母が会員になっているので一緒について行ってもらうことにして久しぶりに行ってきました。

小学生にとって一体コストコの何が楽しいのかということですが、普段行くような店ではなかなかお目にかかれないアメリカンな珍しいものが、激安で売られていることに自分が金を出すわけでもないのにワクワクしてしまうそうです。ちなみに今回購入したものの中でインパクトが大きかったのは、最近長男も凝っている折り紙のやや大きめのサイズのもの500枚パック4個組の2000枚で900円弱、というものでした。全てパステル調の10色しかなかったり、両面が同色になっていたりして普通の折り紙とは色々違うのですが、この安さは何物にも代えがたいものがあります。1枚50銭未満だと思うと惜しげなく使えますが、やたらに使って無駄にしないよう教育も必要ですね。

ということで子供の買い物シリーズが続いてしまうのですが、このコストコで次男がお年玉をはたいて購入したのがPerler Beadsのビーズ15000個とプレート9枚で2300円ほどというセットでした。以前から友達の家で遊ばせてもらっていて、自分も欲しい欲しいと言っていたものだったので、安さに釣られて衝動買いというものではないようです。

これはいわゆるアイロンビーズというもので、プレートの上にモザイク上に並べたビーズをアイロンの熱で溶着させて様々なデザインの飾りを作ることができるのですが、子供達の間で根強い人気があるだけでなく、ググってみるとかなりハマってとてつもないものを作っている人も沢山見つかります。そこまで凝ったものを作らなくても、形や配色などを好きずきに考えて、大した手間をかけずに作品ができあがるので子供も大人も結構楽しむことができます。

今回は次男のものということで買ったわけですが、15000ピースものビーズがあると使っても使ってもなくならない感じなので気前よく誰にでも使わせて、姪らと熱心に競い合うように作品作りを楽しんでいました。並べ終わるたびにアイロンがけに呼ばれる妻は忙しそうでしたが…私も一つ、トランスフォーマーAutobotsの顔マークを作ってみましたが、結構それらしいものができてなかなか面白いものです。

何度も同じようなことを言っていますが、ゲーム機ばかりに夢中になっているよりも、こういう方が健全だと思うのは私だけではありませんよね?本当はもっと素朴な材料で創意工夫を凝らして遊ぶ方がもっといいのでしょうが、社会的環境がなかなかそれを許さなくなってしまっているので、こういう製品に頼らざるを得ないのはちょっと残念なところです。そう考えると日本人はどんどん退化の方向へ向かっているようにも思えますが、それは欧米先進諸国が何十年も前に歩んだのと同じ道なのかもしれません。