microSD 2GB小さくても大きい

デジカメなどで使われるメモリーカードもかつてはCompact Flashに始まりSmart MediaMemory StickxD-Picture Cardなど次から次へと新しい規格が出てきて一体どうなることかと思っていましたが、結局最後に残ったのはSD Memory Card(SDカード)のシリーズで、MSなどもほぼソニーのみで一部残ってはいるものの、だいたい統一されるようになりました。ユーザの側からしてみれば無意味に規格が乱立していても全くいいことはなく、ほぼ統一されたことで複数の機器の間で使い回しが効いて無駄がなくなりますし、他人の機器との間での受け渡しもできて便利になりました。

このSDカードにもいくつか種類があって、大きさが3種類あり、大容量対応のSDHCという規格があったりします。このうち外形が最も小さいものがmicroSDというもので、11mm×15mmという非常に小さく、主に携帯電話のデータ保存用に使用されています。私の携帯電話にもmicroSDのスロットが付いているので、安くなってきたら買おうと思っていたのですが、このたび非常に安くなっているのを知ったので注文してみました。

各種機器の製造販売を行っているエバーグリーンのネット直販である上海問屋というサイトでは非常に安価で各種メモリカードを販売しているのですが、ここに上海問屋オリジナルmicroSD 2GBというものがあり、この2GBという容量でなんと税込み1499円という恐るべき安さになっています。ちょうど1年前に私がminiSD 2GBを購入したときには、「安い!」と思って飛びついたにもかかわらず3000円弱だったわけですから、わずか1年でほぼ半額、しかもminiSDからmicroSDにサイズが小さくなっていますから、その価格差以上のインパクトがあります。

microSDというのは私の小指の爪ほどしかないようなものなのですが、これの一体どこにフラッシュメモリが載っているのかとそれですら疑問を抱いてしまう小ささですが、2GBといえば2HDのフロッピーディスクの2000枚分に近い容量なのですから驚きです。まあ、仕事で作る書類のWordの文書ファイルですらあっという間に数MBというサイズになってしまいますし、普段何気なく扱っているMP3のファイルでも5MBほどあるわけで、もはやフロッピーに入るものなんて一体何があるのか不思議なくらいではあるのですが。

なお今回購入したmicroSDにはカードリーダなどを使用する際に必要なSDカードサイズのアダプタが付属しているので、通常のSDカードを使用する機器にも使い回すことができます。パッケージによってはminiSDサイズのアダプタも付属していたりして、それがあるとさらに使い道が広がるのでしょうが、既に持っている人には不要なものですし、私もminiSDが使えるものは既に眠りにつきつつあるW-Zero3[es]しか無いので特に困ることはありません。

ちなみに私が使用している携帯電話W51SAには1GBのメモリが内蔵されているので、今回のカードで合計3GBもの容量になってしまいました。もとからある1GBでも実はまだまだ余裕があって、急いで買う必要はなかったのですが、撮ったムービーをPCにケーブルで転送すると時間がかかるのでカードの差し替えでコピーしたいと思ったのと、せっかく内蔵されているSD-Audioプレイヤーを使ってみたいと思った、というのが購入の動機です。そうやって本当に使うのかは微妙なところもありますが、まあ雑誌2冊分程度の値段ならちょっと遊ぶだけでもいいのではないでしょうか。