グリーンピースこの人たちとは分かり合える気がしません…

環境保護団体グリーンピースが、日本捕鯨協会が行っている調査捕鯨への抗議の一環として、調査捕鯨船の乗組員が鯨肉の業務上横領を行っているとして告発したのは1ヶ月ほど前のことでしたが、この時「証拠品」としてグリーンピースが提示した鯨肉が不法に持ち去られたものであるとして、メンバー2名が窃盗および建造物侵入の容疑で青森県警に逮捕されました。

これに対しグリーンピース側は「こういう(鯨肉を持ち出す)方法を取らなければ鯨肉の横領を告発できなかった」などとしてこの行為を正当化しようとしていますが、日本は法治国家であり、日本の刑事訴訟法では捜査は司法警察職員、検察官、検察事務官にのみ与えられた権利となっていますので、民間人であるNGO職員が今回のような強制捜査のようなことをすることは許されていません。ましてや、今回は証拠品たる鯨肉の一部を食べてしまったとも言われていますから、さらにありえない話です。

このあたりは冷静な司法当局には当然分かりきった話で今回の逮捕に至ったということですが、グリーンピースが告発した船員らが同日不起訴となったのは皮肉なものです。それどころか、グリーンピースが余計なことをしたばかりに問題の鯨肉が証拠品として扱われることがなくなってしまったということもあるのかもしれません。

これらに関し、グリーンピースの国際版ホームページでは、”Arrested for exposing the truth“(真実を暴いたために逮捕された)などと言って佐藤氏の顔写真を英雄のごとく大きく掲げて煽り立てていますが、本当にこの人たちは大丈夫なのでしょうか。まさにカルト集団以外の何物でもないと思うのは私だけでしょうか。こんなことをすればするほど日本人のナショナリズムが高揚するだけではないかと思いますが、実はそれが狙いだったり…なんてことはありませんよね、さすがに。

ところでどうでもいいことですが、今回逮捕された両名の姓が「佐藤」と「鈴木」というのは偶然とはいえ何とも…ひょっとしたら目立たなくて良いということで偽名に使われているだけだったり…