冷シャンプー心頭滅却すれば…なんて具合にはいかないものです。

私の住む地域では、今年の梅雨は例年にも増して雨の日が多かったような気がしますが、その1回の雨量も相当な量であり、大雨洪水警報が何度か発令されるほどでした。おかげで足元やカバンをビショビショにしながら出勤することも度々で、非常に鬱陶しい思いをしていたものですが、いざその梅雨が明けてしまうと今度は一転して強烈な日差しと高い気温の日が続くこととなり、身勝手ながらもまだ梅雨の方が楽だったなどと思ってしまいます。

人並外れて汗かきな私は毎日大量の汗を流しながら歩いて通勤しているのですが、その汗を洗い流すためのシャンプーにはメンソールの入ったものを好んで使っています。だいぶ以前使っていたSea Breezeの医薬部外品の製品は強めの刺激で気持ちが良かったのですが、やや高価だったせいで売れなかったのか、いつの間にかなくなってしまいました。その後はサンスタートニックシャンプーなどを使ったりしているのですが、どうも物足りなく感じていました。

一方、私がここ10年以上お世話になっている散髪屋さんでは以前から夏になるとメンソールのシャンプーにしてくれることがあって、これが実に気持ちよくて嬉しかったのですが、ここ数年は希望すると冷シャンプーというのを使ってくれます。さすがに業務用の製品だけあってメンソールの効きがその辺のものとは大違いで、散髪が終わってからしばらくの間涼しさを感じることができます。
冷シャンプー 家庭用ボトル
昨日も散髪に行ってこの冷シャンプーで洗髪してもらったのですが、ちょうどスタンプカードがいっぱいになって何か商品と引換ができるということで、家庭用の小さいボトルをいただいて帰ることにしました。そしてせっかく洗髪してもらったのに、また帰り道に大量の汗を流すことになってしまったので、帰宅後早速冷シャンプーを使うことになりました。

もちろん業務用のものと全く同様の強い刺激で実に気持ちの良いものでした。また子供たちにも「すごく気持ちいいから使ってみろ。でもちょっと高級なシャンプーだから大切に使え。」などと言いながら使わせてみましたが、歓声を上げながら大喜びです。しかし喜んでもらえるのはいいのですが、これではすぐに無くなってしまいそうでちょっと心配だったりもします。

ちなみにこの冷シャンプーは、「ナイーブ」などでおなじみのクラシエサロン向製品として販売されているもののようです。業務用には2000mlのパックで売られているようなのですが、ちょっと探してこちらを買ってしまいたいくらいです。また他にも「冷ミルキィジェル」や「冷トニック」といった製品もあって気になってしまいます。

このヒヤッと感じる成分はメントールなわけですが、これらの製品で「EXメントール」と呼ばれている強い刺激を感じるものはどういうものなのでしょうね。メントールが多めに配合されているということなのか、あるいは通常のメントールよりも強い刺激を感じるように合成されたようなものなのか、ちょっと気になります。まあいずれにしても実際には温度が下がるわけではなく、「冷感を引き起こすTRPM8と呼ばれる受容体活性化チャネルをメントールが刺激する」(Wikipedia「メントール」より)というだけなので、暑いところに出るとなんだか矛盾した感覚が妙な感じではあるのですけどね。それでもスッキリと気持ちが良いのは確かなので、それで十分、理屈はどうでもいいでしょう。