Samsungムーアの法則に感謝

私がMacBook Proを購入したのは昨年9月のことでそれからまだ半年も経っていませんが、出張先や外出先でのインターネットアクセスがメインなので、今のところ特に大きな不満を感じることはありません。ただ、購入直後に新しいMacBook Airが発売されてしまい、私の用途ならこちらの方が良かったのではないかと思わないこともありませんが、一応iPhoneアプリを開発したいという思いもあるので開発用途にはMacBook Airでは力不足でしょう。

と概ね満足していたのですが、私より一足早くMacBook Proを購入していた職場の若手K君が先日「RAMを8GBにしたらかなり快適になった」と言ってきました。もともとMacBook Proには4GBのRAMが内蔵されていて、これだけあれば十分ではないかと思っていたのですが、8GBにするとOSの立ち上がりが速くなり、アプリケーション起動時のもたつきがなくなるなどと言うではないですか。これまでそれほど問題は感じていなかったのに、そう言われてしまっては気になってしまうものです。

という事で早速その日のうちにAmazonで7000円ほどと安くなっていたCFDの製品を注文し、その翌々日には届いたので交換してみました。しかし、残念なことにこのRAMではOSの起動途中で停止してしまい、一切使用することができません。これがいわゆる「相性」というものなのでしょうが、技術的に言えば応答の微妙なタイミングのマージンが不足しているということなのでしょう。どちらかが規格に適合していないのか、規格自体に問題があるのかどちらかなのでしょうが、Amazonのレビューでは使用できている人もいるようなのに残念です。まあAmazonは問題なく返品を受け入れてくれたのでその場は諦めるしかありません。

ということでしばらく忘れていたのですが、今週になってふと思い出し、今度はちゃんと調べてみるとSamsungの製品なら問題ないようなので、価格コムで安い中から購入経験のある上海問屋を選んで注文しました。実はK君もSamsung製がいいらしいと言っていたので、最初からそれに従っておけば良かったのですが、当時はまだちょっと高かったのです。今はもう1万円を切る値段で8GB分購入できるようになっています。

ということで昨日届いたので、今回は満を持して精密ドライバも新しいものを購入して作業に臨みました。MacBook Proのメモリ交換は裏蓋を外すとメモリスロットがそこにある、という形なのですが、この裏蓋を外すためには0番の精密ドライバが必要です。前回は手持ちの安物ドライバを使用したのですが、ちょっとナメ気味だったので新しいドライバを用意したのでした。おかげで作業はスムーズに進みましたが、ネジの長さが2種類あるので、それが分からなくならないようにするのがポイントだと言われており、私は外したネジをそのままネジ穴の上からセロハンテープで留めておき対応することにしています。

元々装着されている2GBのメモリ2枚を4GBのものに交換して蓋を閉め、起動してみると今回はすんなり成功でした。「この Mac について」で確認するとしっかり8GBになっていることが分かり、ホッと一安心です。ただ、今のところあまり負荷の高い作業はしていないのでその効果ははっきり分かっていないのですが、まあ言われてみれば引っ掛かりがないかもしれない、というくらいでしょうか。プラシーボだったりするかもしれませんが、それならそれでもいいじゃないですか。コンパイルでもすればきっと差が出てくるに違いない、そう思っておくことにします。

余った2GB×2のメモリはVistaには力不足で妙に起動などに時間がかかる母のノートPCにでも使えるといいのですが、どうでしょうか。規格があっていたとしてもまた相性問題があったりすると厄介ですねえ。