本当に見所いっぱい。
ニューヨークといえば世界に冠たる大都会ですので、観光して回るにもことかきません。逆に行くところがあまりに多すぎて絞るのが大変なくらいでしたが、小中学生のいる家族なのである程度は限定されます。ニューヨークにはいくつもの著名な美術館もありますが、それは断念せざるを得ないというわけです。
さて、到着した日の午後今回最初に訪れたのはホテルからほど近いタイムズスクエアでした。ここはどうということのない交差点ではありますが、Broadwayと7th Avenueが交わる地点ということでかなり賑やかになっています。一時期The New York Timesの本社があったためこの名前が付いているわけですが、大都会の喧騒を絵に描いたかのようなところです。年越しのカウントダウンが行われることでも有名ですが、その時はとんでもない騒ぎになるであろうことが目に浮かびます。
次に向かったのはFlatiron Buildingです。基本的に碁盤の目になっているニューヨークの街路の中で、例外的に斜めに走っているBroadwayと5th Avenueの交差点にあり、その三角形の土地に立っている三角形のビルです。その外観が特徴的で有名なわけですが、以前えびめしやに行った際に壁に写真がかかっていたことで我が家でも知られていたのでした。
その後はロックフェラーセンターまで歩いて戻り、GEビル屋上の展望台Top of the Rockに登りました。ここは事前に時間を選んで予約しておくと長い行列につくことなく、エレベーターに乗せてもらえるのでお勧めです。私は夕暮れから日没、夜景を狙って当日の日の入り時刻の30分ほど前を指定しておいたのですが、これはなかなか正解でした。日が暮れるにしたがって徐々に表情を変えて行くエンパイアステートビルが真正面に見え、とても素晴らしかったです。これはエンパイアステートビルからは見ることのできないものですし、反対側にはセントラルパークも眺めることができるというのも良かったです。
2日目はホテルから北側へ向かい、セントラルパークを散歩することにしました。セントラルパークの周辺にはレンタサイクルの業者が呼び込みをしており、私たちも最初はサイクリングをしようと思っていたのですが、実は自転車で園内を好きなように走り回れるというわけではなく、周回路を走るだけのようだったのでやめました。しかし歩いてみるとこの公園の広大さはとんでもないもので、かなり歩いたような気がしても半分にも達していないのには驚きました。
ちょうどその半ばあたり西側にはアメリカ自然史博物館があります。映画「ナイトミュージアム」の舞台となり、撮影にも使用されたというこの博物館はやはり子供には人気で、私たちも熱心に見て回り3時間も過ごしてしまいました。しかしそれでも終盤は疲れてしまっていい加減なものでしたから、こちらの規模も相当なものです。このあと家族はセントラルパークに戻ってのんびりしていましたが、私はその間に一人で、以前から見てみたかったFrank Lloyd Wrightの作品であるグッゲンハイム美術館を見に行ってみました。本当は中にも入りたいところだったのですが、外観だけでも見ることができて良かったです。
3日目は自由の女神像の立つリバティ島へのクルーズを申し込んでいました。こちらも事前に予約しておくことでセキュリティーチェックの長い列に並ばずに済むということだったのですが、予約したのが朝早めの便だったので実際には大した列ができておらず、しかも予約したのに普通に列に並ばされてしまったのでほとんど意味がありませんでした。女神像自体は船に乗る前から見えてしまっているのでありがたみもそれなりという感じでしたが、間近に見る機会はそうないものです。ただ、ちょうどリフレッシュ工事中だったため内部に入れなかったのはちょっと残念です。
3日目の午後はタイムズスクエア近くの店を見て回り、ホテルに戻ってのんびりしたりして過ごし、観光は終わりとしましたが、それにしても毎日良く歩きました。ミシガンにいるとどこへ行くにも車に乗ってしまうのであまり歩くということがなくなってしまうのですが、同じアメリカでもこういう大都市ではだいぶ違うものです。アメリカへ来て以来着実に贅肉がつき、積極的に運動しなければ大変なことになると思っていたのですが、毎日歩いていればそんな心配もないのでしょうね。そういえばニューヨークではあまり太った人を見なかったような気がしますが、そういうこともあるのかもしれません。
ちなみに今回、グランドセントラル駅とブルックリン橋、ハイラインにも行きたいと思っていたのですが、これ以上歩くことができず見ることができませんでした。これらは次回におあずけということにして、また今回はマンハッタンの南側だけしか行っていませんので、他にも見どころの尽きないニューヨークにぜひまた行ってみたいものだと思います。