St. Joseph, MI波がないだけでほかは海よりいいかも。

日本では猛暑日が続いたり、ところによっては最高気温が40℃を超えたりもしているようですが、ミシガンでは既に暑さのピークを過ぎたということもあり、日中でも20℃台前半までという涼しい日々となっています。去年は6月に40℃を超える酷暑となりましたが、それに比べると今年はだいぶ涼しく、一番暑い時でも30℃そこそこという非常に過ごしやすい夏でした。しかしこう涼しいと外で泳ぐにはちょっと寒すぎるのが難点でどうしようかと思っていたのですが、去年もついついタイミングを逃して一度も泳ぎに行けなかったので、金曜日に思い立ってこの週末に出かけてきました。

といっても内陸部のミシガンに海はないのですが、その代わりに三方を五大湖に囲まれているので湖水浴ということになります。ロウアー半島西側のミシガン湖沿いには湖水浴場がいくつもあるのですが、今回はMichigan Beachtownsというサイトを参考にしつつ、土日で2つのビーチに行ってみました。
St. Joseph, MI
まず最初に行ってみたのはセントジョセフ(St. Joseph)という町のSilver Beach County Parkという郡の公園です。駐車場は有料ですが、郡民以外でも一日$8なので日本の海水浴場周辺に比べれば安いものでしょう。涼しいとはいえとても天気のいい日だったので、駐車場のだいぶ手前から入場待ちの車列ができていましたが、車を停めて砂浜に向かうとすでにたくさんの人で賑わっていました。やはりちょっと涼しいので水に浸かっている人は多くありませんでしたが、砂浜にタオルを敷いて寝転がっている光景は日本とそう違いはありません。ただちょっと違うのは、砂浜のすぐ先にプレジャーボートが並べられていることでしょうか。船をわざわざ出してきて、しかし沖へ行くのではなく単にテント代わりに使うというのがある意味贅沢なのかもしれません。

この日は砂浜で2時間ほど過ごした後、近くのBread+Barという店で遅めの昼食を摂りました。この店はYelpで見つけたのですが、非常に都会的で洗練された内外装のオシャレな作りで、周りに何もないところにあるのでどうしてこんなところにあるのかと少々意外でした。しかし、ちょっと観察して考えると、マリーナに出入りする車の通り道にあるので、どうもボートを持っているような富裕層の人々をターゲットにしているのではないかと思われます。しかしながらメニューは特に高いというわけでもなく、また店舗だけではなく、出てきた料理もそれにあったセンスなので、次にまたこの町に来ることがあればぜひ訪れたいというところでした。
Turkey Sandwich @ Bread+Bar
思いついたのが前日だったのであまり近くに宿が取れず、この後はカラマズー(Kalamazoo)という街まで一時間ほどかけて戻り、ホテルに一泊しました。そして翌日は11時頃までゆっくりしてから、再びミシガン湖畔の別の町、グランドヘイヴン(Grand Haven)Grand Haven State Parkへ向かいました。ここは州立公園なので、車のナンバープレートの更新時に$11を払ってRecreation Passportを取得していたので駐車場は無料になりました。

2日目は薄曇りだったこともあってさらに気温が低めで、また砂もひんやりするくらいだったので、砂浜に座っていてもだいぶ涼しく感じました。それでも次男はバシャバシャ遊んでいましたが、やはり水に入っている分には寒さは感じないようです。しかししばらくすると雨がポツポツ降ってきたので1時間少々で切り上げ、昼食を摂りにSnug Harborという店に行ってみました。ここは外見からは分からなかったのですが意外に高級だったようで、ちょっと高めの値段設定でしたが、それでも味の方はそれなりに良かったので相応といったところかもしれません。今回は大好物のReubenがあったので、ナチョスと迷いつつも選択、実に美味しかったです。
Turkey Reuben @ Snug Harbor
食後は腹ごなしにダウンタウンを散策してみました。リゾート地らしく雑貨屋などが軒を並べていたり、元映画館らしき建物で営業しているレストランがあったりであまり生活感のない町並みでしたが、ちょっと車を停めて歩いてみると楽しいかもしれません。

その後は途中事故渋滞があって30分ほどロスしたものの、3時間ほどで無事帰宅しました。振り返ってみると急に思いついたにしてはなかなか悪くない小旅行だったように思います。湖水浴の場合、水に浸かっても海水と違ってべたつかず、砂もさらさら落ちますので、シャワーはありましたが浴びなくても問題ないのが良いです。また今回は気温が低めだったので砂浜にいて汗をかくようなこともなく、実に快適でした。波が小さいのは物足りないような気もしますが、問題なのはそれだけではないでしょうか。これならもっと早く行くべきだったかもしれません。