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Kindle Paperwhite (3rd gen)

Kindle理想の電子書籍端末に足りないものは何?

私は以前「電子書籍元年」と言われていた頃にKindle touchを購入して持っているのですが、実際のところこれまでほとんど使うことができていませんでした。問題はいくつかあって、まず大きいのはアメリカで購入したためか日本のアカウントにうまく紐付けられず、日本のKindleストアから購入ができないことです。また、動作が今ひとつもっさりしているということもあります。そして、アカウントの設定に試行錯誤しているうちに、転送してあった書籍情報が消されてしまったというのも継続して使う気を失ってしまった原因でもあります。

しかしそれから3年ちょっと経って、Kindleも様々な進化を遂げました。電子ペーパーによるバッテリー寿命の長さと目の疲れの少なさはそのままに、LEDフロントライトを搭載して暗いところでも読めるようになり、電子ペーパーの解像度も大幅に上がってついに300dpiに達しました。この高解像度の電子ペーパーを最初に採用したのはKindle Voyageという高級機で、これには私の食指も伸びつつあったのですがちょっと高いので踏みとどまっていたところ、これと同じものが普及機のKindle Paperwhiteにも搭載されたので購入に踏み切ることにしました。

Kindle Paperwhite (ニューモデル) Wi-Fi 、キャンペーン情報つき

日本でもプライム会員は特別価格で購入できるという特典がありますが、私はアメリカでプライム会員になっているのでWi-Fi版、広告付きのモデルを$119で購入することができました。注文の際、ギフト用ということにして私のアメリカのアカウントとは紐付けないようにして、そして到着後に日本のアカウントで登録すると、無事に日本のKindleストアが利用できるようになりました。

同時に、プレミアムレザーカバーという本革のカバーも注文しましたが、さすがに純正アイテムなのでKindleとのフィット感が良く、iPadのようにカバーの開け閉めに連動して電源がオン・オフするというのも便利です。柔らかい革の質感も良く手に馴染んで持ちやすく、爪で引っ掻いたりすると簡単に傷が入るものの、それも味のうちと思うことができます。

Kindleが素晴らしいのはやはりAmazonだからです。PCのブラウザ等を使ってAmazonの使いやすく賢い検索システムで本を選んで1クリックで購入でき、そしてウェブ上の操作でKindleに配信するようにすると自動的に手元のKindleに入っている、というのは実に手軽です。無料の本などは何の抵抗もなくポンポン入れていくことができますが、有料の書籍でもあまりに簡単なので危険に感じるくらいです。

いくつかの有料・無料の本や雑誌を入れて、先日のシアトル行きの際に早速持って行ったのですが、やはり電子ペーパーの読みやすさ、目の疲れの少なさは液晶とは格段の違いがあります。以前のKindle touchでも大した解像度でないのに不思議と読みやすく感じていたものですが、300dpiともなると紙の印刷物との違いもわからないくらいではないでしょうか。少なくとも、漫画雑誌の印刷よりはかなり細かいところまでくっきりしています。

雑誌などではレイアウトが固定されていて、1ページが1画面に表示されるものが多いようですが、その場合でもかなり細かくはなってしまうもののしっかりと読み取ることができました。先日紙での発行が打ち切られ電子版のみとなってしまった週刊アスキーを購入してみたのですが、これもレイアウト固定でしたが特に問題なく読むことができました。

また、マンガ「沈黙の艦隊」の1,2巻が無料で配信されていたのでこれも読んでみましたが、こちらも非常にきれいに表示され、とても読みやすく感じました。マンガの単行本の紙面とはほとんど変わらない画面の大きさなので当然かもしれませんが、スクリーントーンなどもきれいに再現されていて全く支障はないように感じます。ただし、続きも読みたくなったものの、まとめ買いは1万円を超えるので流石に躊躇してしまいました

さてこうなってくると紙の本を買う理由付けというのは何なのかという気にもなってきます。大きな写真やイラストを楽しむようなもの、カラーのものは別として、活字中心の書籍やモノクロのマンガなどはもう電子書籍でいいのではないかと思うようになってしまいました。あえて手元にモノとして置いておきたい、というような思い入れのあるものはありますが、場所を取らず手軽にたくさん持ち歩くことができるのは電子書籍の大きなメリットです。

ただ問題なのは、フォーマットの不統一やDRMです。貸し借りが不便なことと、普段はKindleで読んでも時にはPCの大画面で閲覧したいということもあるでしょう。フォーマットに関してはEPUBというのがオープンな規格としてだいぶ普及しているのですが、肝心のKindleが対応しないのでは統一規格とはいえません。また図書館での貸し出しというのも大きな問題で、いくつかのソリューションはあるようですがまだ決定的なものはないのではないでしょうか。この辺り、私はあまり知識がないところですが、こういった問題がきれいに解決できるまでは電子書籍も未完成なのかなという気がしています。

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