先日の帰省の際、「ローグ・ワン」を観たあと次男と池袋をウロウロしていたのですが、
マンガとライトノベルの専門店である芳林堂書店コミックプラザに行った時にレジのそばで見つけたのが「本日のバーガー」というマンガでした。日頃はマンガを買うということはほとんどない私ですが、ハンバーガーを題材にしているとあっては無視できず、その場にあった第1巻と第2巻を購入し、とても面白かったので帰宅後にすでに発売されていた第3巻と、今秋発売予定となっていた第4巻をAmazonで注文し、それがこの月曜日に届いたところです。
この作品を簡単にいえば、食品商社マンだった主人公が会社を辞めてハンバーガー専門店を開き、自分の抱負な知識と経験をもとに降りかかる様々な問題を特別な「本日のバーガー」で鮮やかに解決する、というような感じでしょうか。基本的にはビーフパティをバンズで挟んだのがハンバーガーと呼ばれるものですが、実際には素材や調理法の組み合わせで無限のバリエーションがあり、それを紹介してくれるのが私にはとても楽しいです。
InstagramやTwitter、Facebookなどで私の写真を見ている人には、私が最近カレーばかりを食べて回っているのはおわかりだと思います。この、日本人にとってのカレーがアメリカ人にとって何に相当するかといえばやはりハンバーガーです。アメリカ赴任中は自宅や職場近辺でハンバーガーの食べられる店を探しては食べて回っていたのですが、日本のカレーが店によって様々であるように、アメリカのハンバーガーも店ごとにそれぞれ特徴を持っていて、まったく飽きることがありませんでした。その間に食べて美味しかったバーガーのいくつかが作品中で紹介されているのも嬉しいです。
もともと週刊漫画TIMESで連載されている作品のようですが、こういった連載漫画の良いところは一話である程度話が完結していて、短編小説集を読むように小気味よくいろいろな話題に触れられるということですね。次の号まで焦らされるのがせっかちな私には耐えられなかったというのもあって、マンガ雑誌は子供の頃からほとんど買ってこなかったのですが、一話完結ものであれば悪くないように思います。まあそんなことはわかりきったことですが、単行本にしてもまだ完結していない作品の場合は次の号を待たされることになるのがやっぱり辛いです。
それはともかく、最近は日本にもいわゆるグルメバーガーの店がたくさんできてきましたが、それが一過性のブームではなく日本の多彩な食文化の一端として定着してくれることを願いたいと思います。この作品もその一助となるとまた嬉しいです。ちなみに写真は今日食べてきた西宮市エスケールのチリビーンズバーガーですが、ボリュームたっぷりでとても美味しかったです。