Rogue One: A Star Wars Story - Jyn and K-2SORebellions are built on Hope!

The Walt Disney CompanyLucas Filmを買収するというあの電撃的なニュースから4年、毎年Star Warsシリーズの新作が公開されるというのはファンには夢のような状況ですが、少なくともこれが3年後の2019年まで続くというのはなんと素晴らしいことでしょうか。昨年はエピソード7に当たる「フォースの覚醒」が公開されて大いに盛り上がりましたが、今年は昨日、シリーズから派生した外伝的作品である「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」が公開されたということで、今日早速、朝一番の上映回で観に行ってきました。それほど楽しみにしていたのになぜ初日に観ないのかというと、昨年と同じく職場の忘年会が同じ日に設定されてしまったからです。来年こそは同じことにならないよう、日程調整の際に「この日はダメ」と予め言っておくことにします。
Rogue One: A Star Wars Story - Darth Vader
それはさておき、この作品は上に書いたように外伝、スピンオフである「アンソロジー・シリーズ」の第1弾となるもので、描かれたのはシリーズの原点であるエピソード4「新たなる希望」が始まる10分前、とされています。つまり、反乱同盟軍が帝国の究極兵器である初代デス・スターの設計図を奪うまでの決死の活躍を綴ったものになります。

主人公はつい先日観たばかりの「インフェルノ」でヒロイン役だったFelicity Jonesが演じるJyn Ersoですが、女性の主人公は「フォースの覚醒」のReyに続いてということになります。私は何の不満もありませんが、そういう時代ということなのでしょうか。JynはReyと違って何ら特殊な能力もパイロットの技能も持ちませんが、反乱軍に育てられたことで戦闘能力は高いようです。

そしてJynと行動を共にするのが幼い頃から反乱同盟軍で活動してきたCassian AndorDiego Lunaが演じます。そしてこのCassianの相棒がK-2SOというもともと帝国軍のメタコレの小さなフィギュアを購入済みですが、もっと大きなものも欲しくなってしまっています。

メタコレ スター・ウォーズ K-2SO
メタコレ スター・ウォーズ K-2SO

¥ 1580

5つ星のうち5.0

(2016-12-17現在)

ところで、本作は外伝ということなので本流とは扱いの違うところがあります。顕著なのはその始まり方でしょう。本流では”A long time ago in a galaxy far, far away….”とシアンで書かれた文が出たあと、黄色いタイトル文字とそれに続いて手前下から奥の方にフェードアウトしながらあらましが綴られていき、それらとともにあの有名なテーマ曲が高らかに流れるという名物的なシークエンスがあります。しかし、本作では”A long time ago…”は出るのですが、そのあといきなり始まってしまうのです。Disneyの傘下となった今、20th Century Foxのファンファーレがないのは仕方のないことですし、それは「フォースの覚醒」でも同じでしたが、お約束がないのはちょっと寂しくも感じてしまいますね。

また、今作では初めて音楽がJohn Williamsのものではなくなっています。これもシリーズ初のことですが、やはりまだ私が慣れないからか壮大さや流れるような感じが足りないというか、John Williamsの楽曲ほどの魅力が感じられないような気がします。しかし違和感があるというわけではなく、作品の雰囲気にはあった音楽ではあります。サウンドトラックも購入したので、今後聴き込んでいきたいと思っています。

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー  オリジナル・サウンドトラック

しかしなんだかんだ言いましたが、実は私はこの作品を観ながら何度も目頭が熱くなるのを感じてしまいました。監督のGareth Edwardsは「スター・ウォーズ」を観たことがきっかけで映画の道に進んだというほどのファンだというだけあって、どうしたらファンが喜ぶかということがわかっているのでしょう。シリーズをすべて何度も観てきた私にとって、本作は最高傑作に近いところにいると思っています。妻にはいろいろ言われていますが、この作品もあと何度かは観る予定で、とりあえず明日は職場の友人Zさんがスター・ウォーズも4DXも観たことがないと言うので、4DXエクストリーム上映の吹替版に行ってきます。

なお、これまでスター・ウォーズは観たことがないという人にとっては、他の作品との繋がりは比較的弱く、またシリーズ最初の作品の前日譚ということもあり、初めて観るにも悪くないのではないかと思います。ただ、事前にエピソード4だけでも観ておくと、より楽しめることは間違いないでしょう。