まだまだ乗ります。
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我が家にMINI Cooper Sがやってきてからもうすぐ5年が経とうとしています。運転していて非常に楽しい車なので、最初の3年は通勤に使っているわけでもないのに毎月2000kmも走ってしまったりしていましたが、その後はこのペースで乗っていたらあっという間に寿命が来てしまうということに気づき、特に今年に入ってからはCOVID-19のせいで出かけられなかったこともあってかなりペースが落ちて、結局走行距離は60000km弱という平均的なところで2回目の車検を迎えることとなりました。

この5年の間に故障らしい故障もなく、とても調子よく走っているのは嬉しい誤算です。しかし消耗品が高額なのは輸入車の宿命ですが、5年の間にバッテリーを1回、前後ブレーキパッドとディスクを交換してなかなかの金額がかかりました。さらに今回の入庫時にも前ブレーキが規定レベルに近いということだったのですが、ちょうど今はブレーキの割引キャンペーン中なので、ということでまた交換することにしました。とはいえ、今回の検査の結果でも走行に影響するような故障や異常は他になく、まだ想定の範囲内でホッとしました。

整備には休業日込みで6日かかったのですが、その間は代車として走行距離3000kmほどのMINI Victoriaが貸し出されました。ベースがMINI Oneという最廉価車なので自分のCooper Sと比較するのもかわいそうではあるのですが、それでもさすがにオプション込みで300万円を超えるので安っぽさはありません。ただ、エンジンが非力なのは仕方ありませんが、最も不満だったのは私の年式では設定のなかった7速DCTです。電動モーターで制御する乾式DCTですが、油圧制御の湿式よりも安価な反面、制御がシビアなのでショックやもたつきが出やすく、スポーティーでもないので運転していて気持ちのいいものではありませんでした。私もこれだったら購入しなかったかもしれないと思い、熟成されたトルコンATの良さを再認識してしまいました。

車検が終わって自分の車を引き取ってみて、発進の滑らかさと加速の良さで改めて満足したのですが、乗り比べてみて気づいたのはサスペンションが少々ヘタってきているのではないかということです。良く言えばしっとりした感じではあるのですが、まだ新しい代車はダンパーがもっとしっかり効いていたような気がして、もう少ししたらビルシュタインにでも換えるかな、なんて考えてしまったりしました。少なくともあと5年は乗るつもりでいるので、悪くない投資ですよね。