2004年もいよいよ最後の日、残り2時間あまりとなってしまいました。今年もいろいろな出来事がありましたが、テレビの年末特番等で振り返ってみると、「ああこれも今年のことだったか」と思うようなことが多く、すっかり忘れ去ってしまっていることに驚いてしまいます。終盤に新潟中越地震やスマトラ沖地震、台風による水害など大規模災害が重なったことで、災害にまみれた印象が強く、今年の漢字が「災」であるというのも何となく納得してしまいます。

今年はオリンピックイヤーだったということもあって、スポーツ界のニュースが多かったのも印象的です。アテネオリンピックでは北島康介の2冠や体操団体の復活、マラソンの野口みずきの優勝、柔道陣の圧倒的な強さなど、日本の活躍が光りました。また、オリックス・ブルーウェーブと大阪近鉄バファローズの合併に端を発した球界初のストライキ、楽天とライブドアの新規参入争い、一段落付いた頃のソフトバンクによるダイエー・ホークスの買収など、プロ野球界再編の動きに目が離せませんでした。そんな中で選手が必死にプロ野球を盛り上げようとしている姿勢が印象に残りました。また田臥勇太のNBAチャレンジ、イチローのMLB年間最多安打記録更新、松井秀喜のヤンキース4番定着など、アメリカで活躍する日本人が話題となった年でもありました。

経済界ではUFJと三菱東京FGの合併の発表と、その後の三井住友FG横槍というのもありました。何年も前から不況不況と言われ続けていましたが、それはなんとか底を打ち、徐々に上向いてきているのではないでしょうか。私自身は「この程度のものが不況なものか」と思っていたのですが、それでも以前より社会が明るくなってきたような実感があります。

今年も小さな子供が被害者になる悲しい事件がいくつも起こってしまいましたが、そのうちの一つ、奈良の小学1年生少女誘拐殺人事件は昨日になって犯人を逮捕することができ、なんとか年内に決着を見ることができてよかったと思います。

その他社会ではいくつもの事件・事故が起こり不祥事が発覚しましたが、数え上げるときりがないのでやめておきます。しかし、それだけ色々なことが起こっているにも関わらず、私自身の周辺では直接関わる人がいなかったということは非常に運が良かったと思います。不幸にして巻き込まれてしまった方々には何と言ってよいかわかりませんが、来年も何事もなく過ぎ去って行くことを祈るばかりです。体調的には良いと言えない年でしたが、来年こそは体調管理に気をつけて、安穏な一年を送りたいと思います。