最近、自動車保険の更新手続きがあって、2016年に購入したドライブレコーダーが壊れて久しかったのでドライブレコーダーが付いてくるプランにしようかと思ったのですが、差額を計算すると7000円ほどでした。そういえば今はドライブレコーダーも安くなっているのではないかとAmazonを見てみると、中国ブランドの安物はなんと3000円ほどからあるというのでちょっと驚きです。どうせもしものときのために、それこそ保険として付けるものなので性能にこだわっても仕方ないし、ということで3400円のこの製品をダメ元で買ってみることにしました。

取り付けや使い方はとても簡単で、付属の吸盤でフロントガラスに取り付け、USB-Cの電源が入れば録画が始まる、というただそれだけです。シガーソケットに挿す電源ケーブルも付属していますが、私は4口のUSB充電器を使っているので、そこからUSB-Cのケーブルを這わせることにしました。また、この値段なのに後方カメラも付属しているのですが、配線が面倒というか暑くて付ける気になれないので涼しくなってから装着するかもしれない、と今のところはグローブボックスに入れてあります。

試しに昨日ちょっと走って録画されたものを見てみたのですが、やはり値段なりというかなんというか、フォーカスが非常に甘くて前の車のナンバープレートもまったく読めません。一応周りの車がどういう動きをしているのかは分かるので役に立たないということはありませんが、やはりこんなものなのでしょう。パンフォーカスなのはいいのですが、なぜかフォーカスポイントが1mくらいのところにあるようで、看板の文字などもよほど大きなものでないと読めません。F1.8と書かれていますが、それは被写界深度がそれだけ浅いということだったのでしょうか。また、遠景は水彩画風になってしまっているのはビットレートが低いためでしょうか。

とはいえ、3400円で全部入り、32GBのmicroSDカードまで付いてくるので、これ以上を望むのはやはり無理があるでしょう。とりあえず動いている限りはこれでいいということにしておきたいと思います。

ちなみに以前購入したのはHP f520gというもので2万円近くもしたものだったのですが、記事にする前に壊れてしまったのでした。といっても数日でというわけではないのですが、吸盤が緩んで落下してダッシュボードに激突、というのを何度も繰り返しているうちにまともに動かなくなってしまったのでした。たしかに性能的には良かったのかもしれませんが、役に立つ前に壊れてしまっては意味がありません。まあ役に立つような場面がなかったというのはとてもいいことなのですが、それなら1/6ほどの値段で万が一の際に無いよりマシという程度の役に立てばいいかな、ということにしておきます。