すでに日本の文化の一つとなっているコンビニエンスストア、私は普段あまり買い物に利用しないのですが、市街地であれば歩ける範囲にいくつもあって、いつからか気軽にトイレを借りられるようになったので、ウォーキング中やドライブ中に急に催したときなどに利用することがあります。そういうときは何も買わずに出るのは気が引けるので、だいたいミントタブレットやグミなどを買うことが多いのですが、先日そういう感じでセブンイレブンを利用したとき、窓に貼られていた宣伝の「お店で揚げたカレーパン」というのが気になったので、購入して食べてみました。
私はカレーもパンも好きなので、パン屋ではカレーパンを買うことも少なくないのですが、一方でコンビニやスーパーで売られている袋入りのカレーパンは冷たくシナっとなってしまっているのであまり美味しくありません。はたしてこの「お店で揚げたカレーパン」はどうだろうかと、店を出て早速歩きながら食べてみたのですが、なかなかでした。
すでに揚げられた状態で保温ケースに入って売られていて、購入時に温めを希望すると電子レンジで軽く温めてくれるのですが、これによって表面部分が湿気てしまうこともなく、カリッとした歯ざわりが感じられました。また、パン生地部分が厚すぎることもなく、カレーソースがたっぷり入っていて、あまり具は無いもののそこそこスパイシーで美味しかったです。ただ、後味に私の苦手な合成甘味料が感じられたのはちょっと残念です。
なお、セブンイレブンといえば老舗であり最大手のコンビニチェーンですが、特に近年はプライベートブランド商品の割合が高くて面白みがないのと、顧客に親しまれているせっかくのセブンイレブンやイトーヨーカドーのブランドロゴを使わずにセブン&アイなんていう持株会社のロゴを掲げてしまったり、sej.co.jp
なんて覚えにくいドメインを取ってしまうあたりがセンスないなあと思ってしまうのもあって、私は積極的には選ばないチェーンとなってしまっています。
とはいえ、業界の先駆者として期待している部分もあるので、今回取り上げたカレーパンのようなものはどんどんやってほしいと思っています。大手チェーンは独自色を出すのが難しくもなっていると思いますが、それぞれ切磋琢磨してますます日本らしい何かを作っていってもらえると嬉しいものです。