私の家の朝食はだいぶ以前から平日は米食、土日祝日はパン食というように暗黙の了解となっています。その休みの日のパンは私が買ってくることが多く、前の日に買って帰ることもあれば、当日に朝7時から開いているパン屋へウォーキングの帰りに寄って焼き立てのパンを買うということもあります。そしてだいたい初日は焼かずにそのまま食べて、翌日以降はトーストして食べるということが多いです。
そのパンを焼くときには普通にトースターを使うのですが、先日まではアメリカ赴任直後に現地で購入したBlack & Deckerのオーブントースターを使っていました。Black & Deckerというと日本ではせいぜい電動工具のメーカーとして知られているくらいだと思いますが、いろいろと家電製品も扱っているのです。そのオーブントースターから急に異臭が漂うようになり、どこかで嗅いだことのある匂いだと思って考えてみると、思い当たったのは勤務先の製造ラインや実験場で嗅ぐハンダの匂いでした。もしそうだとすると、何かの理由で配線かその接続部分が焦げたりしている可能性が高いので、そのまま使うのは危険と判断して買い替えることにしました。
オーブントースターもピンキリではありますが、普通にパンや餅、あとはせいぜいグラタン的なものを焼くときにしか使わないので、数千円のもので十分です。とはいえほとんどデザインで選ぶにしてもどれがいいのかわからないので価格.comでトースターのランキングを調べ、価格とデザインで選んだのがPanasonicのNT-T501という製品です。
奥行きがある4枚焼き対応という製品ですが、普段は妻と二人だけなので2枚焼ければ十分ではあります。しかし、そのために上下に2本ずつ、計4本で最大1200Wの電熱ヒーターが装備されていて、それらを5段階で火力を調節できるようになっています。パンを焼くには十分な出力と言えるでしょう。もちろん普通にパンは焼けました。
ちょっと注意が必要なのは脚にゴムが付いておらずプラスチックなので、ツルツルしたところに置くとちょっと滑りやすいところです。私の家ではオーブンレンジの上に載せて使っているのですが、たまたまオーブンレンジの天板に凹みがあるので滑り落ちることはなさそうです。ゴム足になっていたらもっと安心感があるのではないかと、ちょっと惜しく感じるところです。
デザインはちょっとわざとらしいところがありますが、それで無駄に価格が上がっているということもなさそうですし、使い勝手を犠牲にするほどではありません。デザインが気に入って購入する人もいるでしょうから、いいのではないでしょうか。