3月に台湾に行った時、預けたスーツケースがちゃんと一緒に飛行機に乗ってきただろうかと不安になって思いついたのはいつものことなのですが、ふとAirTagをスーツケースに忍ばせておいたらチェックできて安心できるのではないか、などと思いついてしまいました。チェックできたからといってもし別のところへ行ってしまっていたらもう手遅れで慌てるだけで結局意味はないのですが、ちょっと面白そうな気がしてトラッカーを購入してみました。

しかしAirTagの1個4980円はちょっと高いなと思ってしまったので、それなら他社の同等製品を使ってみるのもいいのでは、とAnkerのスマートホーム製品のブランドEufyから出ているSecurity SmartTrack Linkというのを購入してみることにしました。

私は2個セットのものを購入したので、1個は先行して普段持ち歩いているバックパックに入れて使っているのですが、このバッグを使っている時に目を離すことはほとんどありませんし、バッグごと持ち去られるようなこともきっとないのでほとんど意味はないような気がしています。もうちょっと有効な使い方がないものでしょうか。私は鍵などをなくすこともほとんどないので、あまり想定されるユーザーではないのではという気すらしてきています。

肝心のスーツケースの方は先日の一人旅の時に試してみました。桃園空港に到着した時、iPhoneFind Myアプリで確認してみると、なんと30分前にまだ関西空港にあるとの表示です。一瞬慌てましたが、これはトラッカーの原理的な問題で、飛行機に一緒に乗っていた人のスマートフォンが認識していたために、そのスマートフォンが自分の位置情報をGPSで取得する前にトラッカーの情報を更新してしまったことでこのようなことになったのではないでしょうか。その後数分のうちに桃園にいるという表示に変わったので、安心することができました。

帰国時も同じような感じでしたが、今度はわかっているので落ち着いて対応できました。一方で、フライトが遅れたことでリムジンバスの出発時刻が迫って焦っていたので、スーツケースがどこにいるのかを大まかにでも把握できたのはストレス軽減に役立ったように思います。ただ面白いというだけでなく、実際に役に立った例と言っていいのではないでしょうか。

AirTagは持っていないのでどういう違いがあるのかわからないので、次に購入する時にはAirTagにしてみるかもしれません。AirTag 2というのを待っている人もいるようですが、どのような改善を求めているのでしょうか。精度が良くなるというのは規格が変わらないと難しいように思いますが、Appleの場合はそこまで含めてやってしまうのかもしれませんね。それなら私もそれを待ったほうがいいかもしれません。