兵庫県の斎藤知事をめぐる「問題」についてはこれまでに私も何度か記事にしてきましたが、本日6月20日、斎藤知事が公職選挙法違反で書類送検されたとのことです。このニュースについてはマスメディアでも比較的大きく取り上げられているのでご存知の方も少なくないと思うのですが、知事選で斎藤知事の対立候補への支持を表明していた兵庫県市長会の「有志」市長22人も先週13日に書類送検されていたことはあまり大きい扱いになっていなかったので、知らなかったという方も多いのではないでしょうか。そもそも兵庫県のローカルな話題としてしか扱われていないかもしれません。
同じ公職選挙法違反でも異なる内容で告発を受けて送検されたもので、どちらが良い・悪いというものではないと思いますが、これらの扱いが大きく違うのは恣意的に感じられ、誰かの意図が働いているとしか思えません。特に後者のニュースは書類送検という言葉は使わずに「書類を送付」などという穏やかな言葉に言い換えて伝えていたメディアもあったようで、これには強い悪意を感じます。
もともと私自身も報道を真に受けてしまい、斎藤知事を疑いの目で見ていたわけですが、状況を伺っているうちに何かがおかしいと感じるようになり、斎藤氏の出直し選挙での対立勢力の動きを見ていて怪しさが確信に近い印象を持つようになったのでした。今回の公職選挙法違反についても真実がどうなのかはわかりませんが、パワハラ問題で追い出すことができなかったので、次の手として繰り出してきたような感じがしてなりません。
今回の書類送検についてはどちらも不起訴か起訴猶予かになるのではないかと思いますが、その後もまだこの「問題」は後を引くのでしょうね。兵庫県民の一人としては早く落ち着いて欲しいのですが。