当初はFelicaベースの電子マネーに対する優位性が今ひとつわからなかったQRコード決済ですが、やはり導入コストの小ささは店舗側にとって大きなメリットがあったようで、今ではだいぶ広く使われるようになりました。最大手は当初のキャンペーンで成功したPayPayかと思いますが、私もQRコード決済はPayPayのみ使用しています。他社に比べて利用可能店舗が多いことが決め手ですが、たまにPayPayだけは使えない店などもあるのが不思議というか面白いものです。
そのPayPayですが、「PayPayアプリの決済や送金などが海外で利用可能に」というプレスリリースを発表しています。そのタイトル通り、PayPayが海外でも使えるようになるというものですが、今月下旬以降に韓国から利用可能になる予定とのことで、ちょうど今月下旬にソウル旅行を予定している私にぴったりのタイミングなのか、あるいはぎりぎり間に合わないということになるのか、非常に微妙なところです。
以前から海外のQRコード決済サービスがPayPayの加盟店で使えるという状況にはなっていて、ようやくその逆パターンも使えるようになったということです。こういうものは相互に利用可能になるものかと思っていましたが、金融に関わるものなので法規制などの問題があってタイミングがずれてしまっているのでしょうか。
この「海外支払いモード」は国外でアプリを立ち上げると自動的に切り替わるそうで、ユーザー側で何かをする必要もないというのは便利で良いですね。支払い時も国内の店舗と同様のようですし、海外での利用でも国内同様にポイントがつくということなので、いつもどおりの使い心地が維持されそうです。
使い慣れた電子マネーがそのまま海外でも使えるというのは非常に便利で嬉しいことですが、気になるのは為替手数料がどうなるのかということです。提携する海外サービスと相殺するので手数料は不要、ということであれば大変ありがたいことですが、為替レートに乗ってくるのでしょうか。クレジットカードなどより良いレートになっていると嬉しいですが、その辺りもサービスが始まってからのお楽しみですね。

