アメリカには日本と違う習慣やルールが思いがけないところにあって、文化の違いを感じさせられることがしばしばありましたが、洗濯物の干し方もその一つでした。日本では多くの家庭で軒先や庭などの物干し竿を置いて、屋外に洗濯物を干すのは普通のことだと思いますが、アメリカでは自治体の条例や地域のルールで洗濯物を外に干すことが禁じられていることがあります。私が住んでいたところもそうで、景観を損ねるからという理由のようでしたが、エコロジーよりも景観を優先するのだなと、価値観の違いを実感したものです。

ところで最近は突然雨が降ったりすることも多いので、我が家では部屋干しすることが多くなってしまっているのですが、物干し竿というものもあります。しかしこれが25年以上前の結婚当初に購入したものなのでボロボロで、表面はすっかり錆びてしまっていたので洗濯物や布団などを直接かけることができない酷いものでした。さすがにこれはまずいということで買い換えることにしたのですが、今はもう分割伸縮式のものがあるので、普通にAmazonでも買えてしまうのですね。そういえば竿竹屋の声もすっかり聞かなくなったような気がします。

商品も色々あるものの決め手がなく迷ったのですが、結局企業の知名度に頼って、パール金属ジョイント式ステンレス伸縮物干し竿 ハンガー掛け付2.1~3.0mというものを購入しました。パール金属といえば鍋などのイメージでしたが、CAPTAIN STAGというのも同社のブランドの一つなのですね。

どの製品も同じなのだと思いますが、「ステンレス」と謳っていても実際には亜鉛メッキをしたスチールパイプにステンレス箔を巻いたものなので、内側のスチールパイプが錆びてくるとステンレス箔が剥がれてしまいます。外で使うものなのでそう簡単には錆びないのでしょうが、パール金属には経験に裏打ちされた耐久性があることを願いたいものです。ステンレスパイプそのものにしないのはコスト面だけではなく、それだと重くなりすぎて実用的ではないということもあるのでしょうね。

分割されて届いた商品はネジを緩めて差し込んで、長さを調節してネジを締める、というだけで簡単に組み立てられます。両端の伸縮部を同じ長さにするように指示がありましたが、もちろん目測で問題ないでしょう。今回購入したものは「ハンガー掛け付」というタイプで、竿に波状の金属が溶接されていて、ここにハンガーを掛けると強風でもズレたりせず、安定するようになっているようです。これも今では普通の装備のようですが、昔はなかったものですね。

ということで、たかが物干し竿でもいろいろ進化していて興味深いものです。これまで使っていたものはただの3mのスチールパイプでしたが、これは資源ごみに出して処分しました。