界隈で物議を醸していた「スマートフォンにおいて利用される特定ソフトウェアに係る競争の促進に関する法律」、いわゆるスマホ新法が施行されました。モバイルOS、アプリストア、ブラウザ、検索エンジンについてセキュリティの確保等を図りつつ、公正で自由な競争を促進するもの、とされていますが、EUのデジタル市場法(DMA)を参考に、DMAが持つ問題点に修正を加えたようなものと言えるでしょう。
これを報じるニュースをテレビで見ながら、妻に「何かしなければいけないことはあるか」と聞かれましたが、一般ユーザーが積極的にやらなければいけないことは特にないでしょう。というより、実際には、少なくとも一般ユーザーにとっては、ほとんど役に立つものではないのではないかと思っています。
自由な競争とは言いますが、現在の日本にAppleやGoogleと競争できるような企業などあるのでしょうか。アプリストアを作ることくらいはできそうですが、Appleがやっているような審査を行うのは無理でしょう。iPhoneはAppleの審査があるから安全に、安心して使えるのであって、それがないAndroidのような詐欺まがいのアプリが跋扈する世界は誰も望んでいないのではないでしょうか。それを望む人はとっくにAndroidを使っているでしょう。最大30%という手数料が不当だと訴えている人がいますが、そのエコシステムを築くためにAppleはかなりの投資を行っているわけですから、リターンがあって然るべきではないかとも思います。
そもそもなんだか日本の役人さんが、無理に日本の存在感を出そうと頑張ってしまったように思えるのですよね。実際にはちゃんと崇高な理念を持ってやっているのかもしれませんが、本当に国民の利になるものとは思えません。「あきらめたらそこで試合終了ですよ」ということかもしれませんが、日本企業が太刀打ちするのは現実的ではありませんよね…

