時計の金属ベルトや眼鏡のフレーム、電動シェイバーの刃など狭い部分に汚れが溜まりがちなもののクリーニングに、実家に1台あって重宝していたのが超音波洗浄器だったのですが、これまで私自身は持っていなかったので帰省の時など限られた時に使うだけになっていました。眼鏡は買った店に持って行けば掃除・調整してもらえますが、新しい眼鏡を買うつもりもないのにあまり立ち寄るのも気が引けて、汚れは気になりながらもつい我慢してしまっていました。

しかし、やはり綺麗にしたいと思った時に使えるようにしたいということで、そんなに高価なものでもないので購入することにしました。ショッピングセンターに買い物に行ったついでにその中の電器店で見てみましたが、置いてあるのはツインバード工業製の1機種のみで、選択の余地は全くありませんでした。ツインバードを見下すわけではありませんが、大手電器メーカーから発売されていないのは機構も機能も単純で付加価値を付けづらいからでしょうか。購入したのはEC-D513Wという機種で、ウェブサイトを見ると定価8400円ということですが、購入価格は3980円ということでこの定価というのはあってないようなものだということがわかります。

本体は丸みを帯びた形状で、上部の水槽部分にはヒンジで取り付けられた蓋があり、透明窓もあります。電源を接続すると内部が青色LEDで照らされるのは演出だけではなく、内部の様子がよく見えるようにという実用面の効果もあるようです。スイッチ類はONとOFFの2つのみで、洗浄時間の調整はできず3分間のみとなるのは少々不満のあるところですが、発熱などの問題もあって仕方ないのかもしれません。水槽内に入れて使う洗浄かごと、腕時計の本体やネックレスの宝飾部を水に浸さないようにするためのアクセサリーホルダーが付属していて、簡単なものながら使い勝手が考えられているような気がします。

本体は若干高さがあるので、収納場所はそれなりのスペースが必要になるかもしれませんが、我が家の場合はちょうど洗面台の上の棚に収まりました。そう頻繁に使うものでもないだけに、しまいこんでしまうとそれっきりになりそうなので、簡単に取り出せる場所にしまえるような大きさというのも重要なことかもしれません。その点はもう少し改善されるといいのかもしれませんが、付属品も中に入れて、箱に入れずに本体だけで収納できるのはいいことです。

私は家に持ち帰るなり早速片っ端から洗ってみましたが、シェイバーの刃にこびり付いた汚れが綺麗になるのは気持ちがいいものです。眼鏡のヒンジの動きが渋くなっていたのも汚れのせいだったのか、洗った途端に軽く動くようになりました。時計のベルトもアクセサリーホルダーを使って洗いましたが、すっかり綺麗になりました。気持ちがいいので次々と何でも洗ってしまいたくなりますが、水と振動に強いものでないといけないので、実はそんなにないのですよね…だからやはり需要も少ないということでしょう。

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