このゴールデンウィークはほとんど外出らしい外出もせず、大阪へ遊びに行ったのが唯一だったのですが、その主な目的はいつもの食べ歩きと、中之島にある大阪市立東洋陶磁美術館へ行くことでした。

この東洋陶磁美術館へ行ったのは2007年4月以来14年ぶり2回目で、ちょっと前からまた行きたいと思っていたもののしばらく改装工事で休館していて、それが4月12日にリニューアルオープンということでさっそく行ってきたというわけです。

さすがに久しぶりなので前回の展示がどうだったかは全く覚えていないのですが、おそらくすべてきれいにやり直したようで、真新しい展示は気持ちが良かったです。順路も見やすく構成されていたように思います。改装直後のゴールデンウィークだったので多少の混雑は覚悟していたものの、やはり美術館で陶磁器を見ようという人はそれほど多くないらしく、ゆっくり落ち着いて見ることができました。

しかし自分が陶磁器に興味を持つなんて、前回誘われて行ってみるまで思いもしませんでしたが、その後しばしば博物館などでも見る機会があり、優れたものは滲み出る良さがあるということがわかりました。また陶磁器に限らず芸術と言われるものは全般的に、直感的に気にいるかどうかで愉しめばいいということを知ったので、気楽に見ることができるようになったというのもあります。

今回も自分の目で見て良いと思ったものはじっくり味わい、そうでないものはサラッと眺めるだけで済ませたので、滞在時間はそれほど長くありませんでしたが、十分に楽しみつつ疲れずに済みました。勉強ではないのですから、わからないものを無理に理解する必要はないのですよね。

なお、今回の改装工事ではエントランス付近とカフェスペースが増築されたということで、ガラス張りのエントランスの隣におしゃれなカフェができていました。今回はカフェに寄りませんでしたが、また機会があれば行ってみたいと思います。