くるまのニュースの「高速道路で見かける「謎の△マーク」どんな意味? 知ったら超便利! もう“進路選択”に迷わなくなる「三角形のヒミツ」とは」という長いタイトルの記事で知ったのですが、高速道路にある道路情報板の渋滞情報表示の末尾に表示されている赤や緑の三角マークには有用な意味がありました。これはくるまのニュースでもたびたび同様の記事が掲載されていたり、NEXCO中日本NEXCO西日本でも情報提供したりされているようですが、恥ずかしながら私も今日この冒頭の記事を見るまで意味を知らず、それどころか気にも留めずにいました。

赤の三角マークは渋滞が増加(悪化)傾向にあることを示し、緑の三角マークは解消傾向にあることを示すということなので、高速道路を走行中の経路選択に役立つ情報であると思います。特に新東名・新名神の開通で複線化された東京ー大阪間などではこの情報により適切なルートを選び、渋滞を回避したり時間的ロスを極力減らしたりできるのではないでしょうか。

こうした情報は疑問を感じて積極的に調べに行けばわかることですが、この三角マークはささやかすぎてちょっと難しいですね。今回の記事のように定期的に啓蒙していかないと周知することは難しいのでしょうか。サービスエリアなどの掲示板には周知用のポスターが貼られていたりするのかもしれませんが、渋滞情報をカーナビのVICSやスマートフォンから得ることが多くなった昨今は、そういった掲示板などに注目することもあまりないのではないでしょうか。

なお、この表示情報は道路会社によっても違いがあるようなので注意が必要です。これは本来全国的に統一してもらわないと混乱のもとになると思うのですが、管轄が分かれていると難しいのでしょうか。道路標識は「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令(昭和三十五年総理府・建設省令第三号)」という省令で統一されているのですから、交通情報の表示も統一してもらいたいものですが、柔軟な対応が必要ということで道路会社に任されているのでしょうか。たしかに法令で決まるのを待っていたらこのような三角マークは生まれなかったのでしょうね。