Life Saversこれも環境なのかな。

私がMintiaにハマっていたのはもう8年近くも前からのようなのですが、最近は以前ほどではないにしてもふと口にしたくなることがあり、コンビニで見かけるとつい買ってしまうというのは相変わらずです。しかし、さすがにアメリカに来てしまうとMintiaというのは売られていないので、しばらく遠ざかっていました。しかしまた最近、ちょっと欲しいなあと思い、Mintiaは無いにしてもFriskならあるのではないかと探してみたのですが、これもまたありません。調べてみると、どうやら以前はあったようですが、現在はアメリカでは売られていないようです。またちょっと意外なことにイギリスでも売られていないようです。

それならそれで何か似たようなものはあるだろうとスーパーの売場などを見てみるのですが、アメリカ人にはあれではみみっちくて物足りないのでしょうか。Friskに近いものはどうも無いようです。まあ、売れないからこそFriskも撤退したのでしょう。こうなったら仕方がないので多少違ってもミントのハードキャンディのようなものならいいやと思うと、アメリカでは”Life Savers“というのが有力商品のようなので、試しにこれを買ってみることにしました。しかも安さにつられて何だかたくさん入っている袋で買ってしまいました。

この外袋の中身は個包装されているというので買ったのですが、外袋を開けてみると何やら嗅ぎ覚えのある香り…何だったかなと思いながらひと粒取って口に入れると、その香りが口の中から鼻を通ってかなり強く感じられます。しかしこの香りは食べ物ではないような…とふと気づきました。これは「湿布」です。サロンパスです。

そう思うとなかなか次の1個に手が伸びなかったのですが、それでも力を振り絞ってなめていると、その内に慣れてくるのは大したものです。今では全くとは言わないまでもほとんど気にせずなめられるようになりました。しかし、この香りは日本人にはちょっと厳しいでしょうね。まあもともと湿布もミントの成分ですから、同じ香りがしてもおかしくはないのですが、まさしく同じ香りなので抵抗は大きいのではないでしょうか。

しかしこの香り、アメリカ人にとってはLife Saversの香りとして馴染んでいる人も多いでしょうから、そういう人にとっては逆にサロンパスが美味しそうな香りに感じられるのではないでしょうか。どう育ってきたかによって同じ香りでも違って感じられるというのは面白いものです。香りに限らず、こちらでは他にもいろいろ捉え方の違いというのはあるんでしょうね。まさに異文化コミュニケーションの難しさでしょう。