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みろくの里 いつか来た道

物好きかもしれませんが。

今年のお盆休みの両親との旅行2日目は広島へと移動してお好み村と宮島へ行き、翌日に原爆ドームと平和祈念資料館を見学したあとで広島空港へ送ったのですが、広島ではほぼ行ったことのあるところばかりなのでここでは割愛します。その後は福山のホテルに一人で泊まり、翌朝はまだ薄暗いうちにチェックアウトして涼しいうちに鞆の浦を散策し、磐台寺の阿伏兎観音で写真を撮り、そして向かったのが今回ご紹介する広島県唯一の遊園地、みろくの里内の「いつか来た道」というアトラクションです。

一人で食事することにはほとんど何の抵抗もない私でも、さすがに一人で遊園地へ行くというのは気が引けるものです。いざ駐車場まで行ってみてから周りが家族連ればかりであることに気づいて、やっぱり引き返そうかと怖気づいてしまいましたが、せっかく来たのだからと早足で歩き始めてしまうことにしました。なお、みろくの里は駐車場が無料となっているので、仮にここで帰ったとしても得に損することはありませんでした。

やはり暑い日だったのでほとんどすべての来場者がプールへと向かい、その入口に行列ができている脇にそれていったところに「いつか来た道」の入口があります。このアトラクションは昭和30年代の町並みを再現していて、昭和レトロを体感できるというものです。昭和30年代にはさすがに私もまだ生まれていないのですが、私の幼少時代にもまだその片鱗が残っているものがありましたので、そういうところにはやはり懐かしさを感じます。

1998年にできたということなので今年でちょうど20年経っているということになりますが、メンテナンスが行き届いているのか、あるいはちょうどいい具合に古びた感じになっているだけなのか、施設として老朽化しているようにはまったく感じられませんでした。もともとしっかりと金をかけて作られたものということなのかもしれません。

入場料だけで楽しめるアトラクションなので逆にあまり注目されていないのかもしれませんし、20年も前からあるので一度見たという人が多くてもう一度見ようということにはならないのかもしれませんが、私が行ったときには他に一人も客がいませんでした。そのためゆっくりと見ることができ、他の人の気配に煩わされることもなくて良かったのですが、さすがに一日中そんな状態では撤去されるのも時間の問題なので、夕方くらいになると人が増えるのかもしれません。私が行ったのはまだ午前中だったので、みろくの里についてまず最初にいつか来た道、という物好きな人はいないのでしょう。

ということで、私は入園料おとな900円を払ってこのアトラクションだけをひと通り見て、まだ続々入園してくる中を逆行してすぐに退園してしまいましたが、その900円分の見応えは十分にあったのではないかと思います。ちなみにこのみろくの里のフリーパスは1日3200円ですが、年間フリーパスは8000円とのことでずいぶん安いですよね。TDRやUSJと比べても仕方ありませんが、それらの1回分の入園料よりも安いのですから…

山口ドライブ 食べもの編

食の面でも満足できる旅でした。

前回の記事でご紹介した山口県への1人ドライブ旅行ですが、この記事では旅の間に食べたものについてご紹介したいと思います。最近の私は食べるために旅をしているのかというような感じもあり、旅のルートはどこで何を食べるかから決めることになっています。

しかし今回の最初の食事、朝食は完全に行き当たりばったりで、朝5時台に自宅を出発して、お腹が空いた頃に見つかったサービスエリアで食べよう、ということにしていました。しかし中国道にはなかなかしっかりしたサービスエリアがなく、やっと辿り着いたのが七塚原SAでした。ここもちょっと寂れた感じだったのは朝だったからかもしれませんが、背に腹は代えられません。普段は菓子パンなどで済ませてしまうところですが、ちょっと暖かいものが食べたくなったので食堂に行き、ありきたりでないものを…と選んだのが「広島レモンラーメン」です。「ラーメンにレモン?」というのは誰もが疑問に思うところではないかと思いますが、実際に食べてみるとレモンの酸味のおかげで豚骨ベースのスープがさっぱりしたものとなり、朝食にはちょうどいい感じでした。

次に昼食は山口市内にある1wayというハンバーガーショップです。美味しそうなバーガーを食べさせてくれるようだったのですが、私はちょっと注文に失敗してしまい、最初に食べるべきではないものにしてしまいました。the Burgerという、肉の味にこだわってそれを味わうための特別なバーガーだったのですが、思ったより小ぶりだったのと、バンズとパティのみという非常にシンプルなバーガーだったので肉は味わえてもそれ以外を楽しむことはできないものだったのでした。初めて行くという人にはここではぜひ他の、普通のメニューを選ぶことをおすすめしたいと思います。

そして早めに夕食には川棚温泉の元祖瓦そばたかせの本館でその元祖瓦そばをいただくことにしました。熱した瓦の上に茶そばと錦糸玉子などの具を載せたシンプルな料理ですが、これが思った以上に美味しく驚きました。温かい茶そばも美味しいですし、瓦の熱でパリパリに焼けたそばも香ばしく、また楽しい食感で、たっぷりあったそばをペロッと平らげてしまいました。これは見た目にもなかなかインパクトのある料理ですが、名物料理となるにはそれだけではダメなのでしょう。

2日目の朝食は日曜日の朝から開いている店が見つからず、マクドナルドのマフィンで済ませてしまったのですが、昼食は前日失敗したバーガーの仕切り直しということで、三瓶山北の原キャンプ場にある三瓶バーガーに行ってみました。しかし、わざわざ行ったにも関わらずいい天気の日だったせいか、注文してから40分待ちと言われてしまってそんなに待っているわけにはいかなかったので、次に寄るつもりだった出雲大社の前にある出雲大社店に行ってみたところこちらはガラガラで、すぐに食べることができました。こちらで注文したのはここ限定の「出雲スペシャル」ですが、スペシャルといってもそう大したものではなく、チーズバーガーとトマトバーガーを組み合わせたようなもので、それが三瓶店ではできないことの方が不思議なものです。味の方はフレッシュなトマトとトロトロのチーズがとても美味しく、やはりどうしてこれを三瓶店ではやらないのかと思ってしまいます。出雲大社店で食べるなら、この出雲スペシャルがお薦めです。

そして旅の最後の食事は私のお気に入り、岡山市中心部にあるインド家庭料理ミレンガで大好きなベジタリアンターリーをライスをレモンライスに代えていただきました。ここは私の自宅から90kmほどもあるのですが、これまでに何度も足を運んではその度に満足して帰ってきています。スパイスの利いた本格的なインドの家庭料理をとても手頃な値段で楽しむことができ、しかもとてもヘルシーで飽きのこない味なので、もっと近ければ毎週でも通いたいくらいに思っています。

ということで、最後はよく知った味で締めくくりましたが、やっぱり旅に美味しいものは大事です。今回はその地のものはあまり食べませんでしたが、それはまた次の機会にでもとっておきたいと思います。下関には唐戸市場なんていうのもありますから、それも楽しみです。

広島 – 厳島神社と原爆ドーム・平和記念資料館

天気には連敗ですが楽しめました

先日台風接近による暴風雨の中で水木しげるロードに行って以来、「また家族でどこかに旅行に行きたいね」と言っていたのですが、先週木曜日に朝食を摂りながらそんな話をしていてふと思いつき、昨日は広島に日帰りで出掛けてきました。交通費の都合もあり、基本的に日本中どこでも家族で行くときは車で行っているのですが、今回は新幹線と路面電車に乗るというのが大きな目的になっていたので、珍しく電車に乗っての旅行となりました。きっかけは子供が「新幹線に乗りたい」「路面電車に乗りたい」と日頃口にしていたからではあるのですが、幼児にとってはそんな乗り物は外から見ているから格好良く見えたりするものであって、一旦乗ってしまえば何ということはありません。案の定我が子らも30分も乗っていると飽きてしまってじっとしていられなくなったのですが、一度は乗せてやらないことにはいつまでもうるさいだけなので仕方ありませんね。

広島へはひかりレールスターに乗って到着し、広島駅前で広電の一日乗車乗船券を購入して宮島へ向かいます。広島駅から宮島口までのうち、西広島までは併用軌道を走るいわゆる路面電車となっているのでトコトコ走り、その先は専用軌道に変わり一気にスピードアップするのがわかります。しかしながら何しろ駅の数が多く大人にもちょっと遠く感じられてしまうのですが、かといって並行するJR山陽本線に乗ってしまうとあまりにあっけなく着いてしまいそうです。まあ、片道はJRでも良かったかなという気がしないでもありませんが…

宮島口からはフェリーに乗って宮島に渡るわけですが、この所要時間15分ほどのフェリーが10分おきという頻度で出航していることがなかなかの驚きです。なおかつ並行するJRフェリーも15分おきに運航されているにもかかわらず、それでも毎回100人前後の乗客がいるようですから、一体どれだけの観光客が訪れているやらというものですが、さすがは日本三景の一つ、国宝・重要文化財が集中し、世界遺産に指定されているだけのことがあります。

宮島に渡ってフェリー乗り場を出ると出迎えてくれるのは可愛い鹿たちです。宮島全体で600頭もの鹿がいるということですが、フェリー乗り場から厳島神社までの間にいる鹿たちは相当人間慣れしていて全く警戒するそぶりを見せていません。子供たちが撫でたり、魚眼レンズで大接近しても全く動じず、全く安心しきっています。さすがにこんなところで攻撃を加える人間などいないでしょうから、当然といえば当然なのですが。

厳島神社には連休ということもあって多くの観光客が訪れていましたが、外国人の姿も目立ちました。特にそんな彼らにとっては花嫁の白無垢姿や、新郎新婦に捧げられる舞いなどははるばる来た甲斐があったというものではないでしょうか。ちなみに厳島神社は参拝料300円となっていてそんなに高いような気はしませんが、あれだけ回転良く沢山の人が訪れていれば相当な収入となっているでしょうね。まあ維持にもかなりの経費がかかっていることは間違いないでしょうが、俗な私はそんなことばかり考えてしまいます。

宮島での昼食は名物のあなごめしやカキ丼を食べましたが、期待していた以上に美味しくてなかなか良かったです。まああなごめしなどは1600円もしたので「これで美味しくなければ暴れてやる」というようなものですが、カキ丼も前回10年近く前に食べたときとは違って大きく柔らかいカキがいくつも載っていて、観光地ながら良心的に感じられました。子供たちはどこでも食べられるようなカツ丼ときつねうどんでしたが、こちらも手が抜かれておらずかなりの好印象だったのですが、その店の名前を忘れてしまったのが残念です…と思ったら、ちょっと調べただけで思い出しました。「いな忠」さんです。

さて、宮島を後にして今度は市内に戻り原爆ドームへ向かいますが、ドームは宮島へ向かう途中にも電車から見えていたので、同じ路線を途中まで戻り「原爆ドーム前」という電停で降りるとすぐ目の前です。あいにく雨が降り出していたのであまりゆっくりと見ていることはできませんでしたが、被爆後60余年を経て内側に補強を加えられながらも外観は当時のままにしっかりと保存されているその姿には、たとえ説明がなくとも訴えかけてくるものがあるように感じられます。

その後はちょっと歩いて平和記念資料館を見学したのですが、長男が思いの外真剣に見て回るので、2時間近くも館内にいることになりました。もともと長男は博物館などが大好きなので気に入るだろうとは思っていたのですが、帰りの道中に「また行きたい」というほどとは思いませんでした。まあ気に入ってくれたのならこちらはいいのですが。ちなみに入館料は大人50円とほとんどタダ同然なのですが、これは本来無料でもいいのでしょうが、無料にするとただエアコンに当たりたいだけというような不届きな連中がたむろするようになるのを恐れているのでしょうね。イギリスなどでは基本的に公営の博物館などは無料ですが、毅然とした対応を取っているのかホームレスなどは見あたりませんね。この辺りは文化的成熟度の違いなのかもしれません。

ということでこれだけ見て回ったところで辺りは暗くなってしまいましたので、広島駅に戻って土産のもみじ饅頭と駅弁を購入し、再び「ひかりレールスター」に乗り込み帰路につきました。新幹線の中で食べる駅弁というのも子供たちにとってはとても楽しいもので、食欲も余計に湧いたのかモリモリ食べていました。満腹になったところで次男は寝付いてしまい、その後は私がだっこして連れて帰ることになってしまいましたが、楽しく一日を終えることができたので親としても満足ですね。長男も先ほど宿題の「あのね帳」に楽しかった一日を書いていましたが、普段の何倍ものページ数を割いて詳細に書いていたのはそれだけ楽しかったということでしょう。こうして私の文章も長くなってしまいましたが…まあそういうことです。