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Gemini Man

技術の進歩で実現。
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最近、Will Smithをよく見るようになっていたのはこの映画「ジェミニマン」のプロモーションのせいだったのでしょうか。自身もYouTubeチャンネルを持っているということもあり、最近MKBHDのインタビュー”Talking Tech & Meme Review with Will Smith!“やBilingirl Chikaの動画「ウィル・スミスと手巻き寿司を作りながらゆるトーク!こんな気さくなハリウッドスターいる??〔#834〕」に登場したりしていて、かなり「いい人」という評判になっています。もともと「ジェミニマン」は劇場で観るまでもないかと思っていたのですが、私の中でWillの好感度が上がってしまったので観てみることにしました。なお、きっとテレビでの露出も増えているのでしょうが、私はほとんどテレビを見ないのでわかりません。

本作は、「Defense Intelligence Agency (DIA)という米軍の情報機関で暗殺任務につくHenry Broganは高速で走行する列車の乗客を暗殺するという任務を果たしたあと、任務への迷いなどから引退することにしたのですが、ある秘密を知ってしまったことからDIAに追われる身となってしまい、Henryの監視役として送られていたDani Zakarweskiを連れて逃げ、追手と相まみえることになるのですが…」というような内容になります。まあ予告やポスターでだいぶネタバレになっていますが、追手として送られてくるのはHenryと瓜二つの若者Juniorです。

主役Henryを演じるのがWill Smithなのですが、Juniorについてはモーションアクターや台詞はWillが演じているものの、映像についてはWillが若返りメイクをしたりWillの映像を加工したりしたものではなく、デジタル的にWillを若返らせたものをモーションキャプチャーで動かしているそうです。まあ超実写版「ライオン・キング」の例もある通り、現代の技術では人間以外のものでも自然に動かせてしまうのですから、それほど特別なことではないような気もします。

もう一つこの作品の技術的な目玉は、120fpsというハイフレームレート(HFR)で製作されているということです。fpsというのはframes per second、つまり1秒間に何フレームの画像を切り替えて表示するかというフレームレートの単位ですが、これが多ければ多いほど高速に画面が切り替わり、基本的に人間の目には滑らかな映像になるということになります。通常の映画は24fps、日本のテレビ(地デジ)は30fps、ネット配信やYouTubeでも通常は60fpsまでなので、相当な滑らかさの映像となっていることでしょう。しかし残念ながら全ての劇場でHFR上映できるわけではなく、私が観た劇場でも特に表示がないので24fpsあるいは30fpsでの上映だったのではないかと思います。120fpsというのはおそらく普通の人の目には極限の滑らかさでしょうから、機会があればぜひ一度観てみたいものです。

今回Henryと一緒に逃げ、そして一緒に戦うことになるDaniを演じているのはMary Elizabeth Winsteadですが、どこかで見たと思ったら「ダイ・ハード4.0」以降のJohn McClaneの娘Lucyや、「10クローバーフィールド・レーン」の主人公Michelleを演じていたのでした。最近Amazon Prime Videoで「10クローバーフィールド・レーン」が見られるようになっていたのはひょっとするとこの作品の関係だったのでしょうか。Maryはちょっと清潔感があっていいですよね。

ということで私自身の感想としては、それほど新しさがあるわけではないような気がするけれど、「普通に面白かった」といったところでしょうか。Rotten TomatoesTomatometerは25%と厳しい数字になっていますが、Audience Scoreは83%もあるので深く考えずに楽に楽しめばいいということではないでしょうか。ただ、やはり120fpsで観られたとしたらきっと違う感想だったのではないかと思いますので、そこが一番残念なところです。

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Suicide Squad

Suicide Squad批評家の評価なんて気にしない。

先週末から日本でも公開された映画「スーサイド・スクワッド」ですが、批評家の評価から算出されたTomatometerの値が低すぎると怒ったファンが「Rotten Tomatoesを閉鎖させよう」という署名運動をchange.orgで始めたということでもニュースになりましたが、Tomatometerの値は26%ということで確かに(アメリカの)批評家の受けは良くなかったようです。しかし、観客による評価Audience Scoreの方は67%となっており、ちょうど2/3ほどの人は悪く無いと思ったようなので、そんなに酷いものでもないようです。そんな状況ではありましたが、予告を見る限りは非常に面白そうなので楽しみにしていましたし、観てみないことには良いも悪いも言えませんので、実際には私はまったく迷わずに公開初日の昨日観てきました。ちなみに上記の署名運動は目標の25000人には届かず失敗に終わったようです。

この作品はDC Comicsのスーパーヒーロー映画が共有する世界の映画作品群「DCエクステンデッド・ユニバース」の一作品で、Marvelでいうところの「マーベル・シネマティック・ユニバース」の作品に相当するものです。特に本作は各作品で悪役として登場しているキャラクターらを集めて「目には目を」的にテロ対策に使うということになっており、具体的には「バットマン」に登場するDeadshotHarley Quinnなどが主役として登場し、JokerBatmanはチョイ役となっています。
Suicide Squad - Margot Robbie as Harleen Quinzel a.k.a. Harley Quinn
DC Comicsの各作品は独特のダークさがありますが、この作品でもそれは同様です。特にJokerの狂気というのはMarvelでは考えられないものでしょう。Marvelの各作品、特にディズニーのものは基本的に大人から子供まで楽しめるようになっているのではないかと思いますが、最近のDC Comicsの各作品はかなり大人向けの作りになっているような気がします。私はネアカに楽しめるMarvelも好きですが、どうもDCの影のある感じのほうが好みのようです。

しかし、この作品ではHarley Quinに惹かれてしまいました。Harley QuinnことHarleen Quinzelを演じているのはMargot Robbieですが、元気いっぱいでありながら狂っている、Jokerの恋人を非常にセクシーかつ可愛らしく演じています。しかもそれでいて、ふと見せる心の影の部分もあります。

Suicide Squadの中のもう一人、Katanaで出演している日系アメリカ人の福原かれんにも注目です。女優としてはこの作品がデビュー作らしく、いきなりハリウッド作品とは大抜擢です。日本人の役なので台詞がほとんど日本語で、他の俳優との掛け合いもあまりないので未知数ですが、この作品では出番もそれなりにあります。両親は日本人ながらアメリカで生まれ育ったアメリカ人なので英語にはまったく問題ないはずで、今後活躍できるといいですね。しかし彼女に限らず、ハリウッド映画では日本語のセリフが妙にたどたどしくなってしまうのはそう指導されるからなのでしょうか。めざましテレビのインタビューでは普通にしゃべっていたので日本語も問題ないはずなのですが、作品中のセリフではかなり不自然な発音になっています。

ということで、私は間違いなくBlu-rayを購入すると思うのですが、この作品はサウンドトラックもかなり良く、アルバムはアメリカのBillboard 200で初登場1位を記録し、4週目の現在でも6位となっています。私はプレオーダーで購入して聴いていますが、twenty one pilotsHeathensが特にお気に入りで、アルバムをかなり聴き込んでから映画を観たので、「この曲はここでかかるのか」というのも一つの楽しみになりました。もちろん映画そのものの続編も非常に楽しみですが、次回作のサウンドトラックにも期待してしまいます。

SUICIDE SQUAD
SUICIDE SQUAD

¥ 983

5つ星のうち3.5

(2016-09-11現在)
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Bad Boys / Bad Boys II

Bad Boys新しさはないけど古さも感じない。

どうやらこの夏一番のヒット作となったらしい「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」ですが、私が子供二人を連れて観に行ったというのを妻から聞いたある人が、あれが好きなら同じ監督のこれも面白いから観るといい、とDVDを2枚貸してくれました。ちょうど私もまだ観ていなかったのでちょっと楽しみにしていたのですが、なかなか時間が取れずに時間が経ってしまい、妻が次に会ったときに感想を聞かれてしまったそうなのでちょっと時間が取れた一昨日、2本続けて観てしまいました。

ということで観たのはまず1995年の作品「バッドボーイズ」です。Michael Bayの初監督作品ですが、マイアミ市警の麻薬特捜班の黒人刑事二人が主人公のいわゆるポリスアクションものということで設定自体にあまり新しさはありません。正直なところストーリーにもあっと驚くようなところはなく、まあ想定の範囲内といったところでしょう。全体的にコメディの要素も強いかもしれません。

しかし、アクションシーンのカメラワークはMichael Bayならではのもので、かなりの迫力と臨場感があり引き込まれるようです。特にクライマックスのPorsche 911 TurboShelby Cobra AC427とのハイスピードバトルは緊張感のある素晴らしい映像ではないでしょうか。

バッドボーイズ [Blu-ray]
監督:マイケル・ベイ
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント (2010/08/25)
ISBN/ASIN:B003V61JSC

Bad Boys II
もう1本はこの続編、「バッドボーイズ2バッド」です。本作でも主人公らの設定は大きくは変わりませんが、連邦麻薬取締局(DEA)のエージェントである主人公の一人の妹が登場して話は一気にややこしくなりました。

それに加えて激しさを増したのがアクションシーンで、カーチェイスシーンはバンを追いかける大型カーキャリアをFerrari 575M maranello(たぶん)でさらに追いかける、という走る車も普通でなければそのアクションも並大抵の激しさではありません。いくら何でもやりすぎ、ここだけで一体何人死んでいることやらという感じなのですが、このシーンのカメラワークはトランスフォーマーシリーズにも通じるものを感じました。終盤もやり過ぎ感が否めませんが、これでもかというほど徹底しているのがいいのかもしれません。

これら2つの作品の主役はMartin LawrenceWill Smithの二人で、やや三枚目のMartin演じるMarcusとWillが演じるハンサムプレイボーイのMikeというコンビになっていて、この二人のテンポの良い掛け合いが作品をただのアクションだけのものにはせず、観客を惹きつけているのではないでしょうか。

バッドボーイズ 2 バッド [DVD]
監督:マイケル・ベイ
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント (2009/06/03)
ISBN/ASIN:B0022F6LS6

ということで2本の作品をたてつづけに観てしまったのでちょっと疲れが出て頭痛が始まってしまったのですが、それはともかく楽しむことができました。Will Smithも今でこそ超一流スターとなっていますが、アクションスターとしての彼の第一歩はこの作品であったようですし、何よりMichael Bayの監督第一作という記念すべき作品ですから、もっと早く観ておくべきだったとも言えるかもしれません。