Bodumコーヒーはやっぱり挽きたてでないと。

ミシガンにやってきて自動車通勤するようになり、最初は自宅近くのスターバックスに寄ってコーヒーを買って出勤できたらささやかながら優雅でいいかな、などと考えていました。しかし、ドリップなら$2未満で買えるとはいえ毎日となるとそれなりの額になってしまいますし、試しに自宅でタンブラーにドリップして持参してみたら案外悪くなかったので、結局スターバックスには一度も寄ることなく、自宅で淹れたコーヒーを車内で飲みつつデスクまで持ち込むというパターンを毎朝続けています。

こうなると自宅で淹れるコーヒーが美味しくないと話にならないのですが、たいていどこのスーパーに行ってもスターバックスやシアトルズベストの豆を日本よりは安価に買うことができるので、そこそこ悪くない味のコーヒーを楽しむことができています。もちろん挽いた粉の状態のパックもありますが、挽きたてのコーヒーの味を知ってしまうと離れられず、日本で使っていたコーヒーミルを持ち込んで、その都度豆を挽いて淹れています。しかし、このミルの臼歯の部分に豆が詰まってしまったのか空回りするばかりで全く豆を挽くことができない状態になってしまい、それを何とかしようにも全く分解もできないようなので仕方なく新しいミルを購入してしまいました。しかし実は今ウェブで検索してみると分解方法が分かったのですが…まあもう買ってしまったので気にしないことにします。

bodum BISTRO 電気式コーヒーグラインダー ブラック 10903-01
メーカー:Bodum (ボダム)
Bodum (ボダム) (2011/10/01)
ISBN/ASIN:B005F2H7Z4

ということで今回購入したのはオシャレ調理器具ブランドBodumBistroコーヒーグラインダーというもので、4色あるうちで私が購入したのはブラックです。本来、コーヒーミルなんて見た目よりも使い勝手にこだわるべきだと思うのですが、実はこう見えてなかなか考えられているようなのでこれにしました。

こだわりのポイントは挽き上がったコーヒーが入るキャニスターがガラス製であるということで、これによって静電気の発生を抑えるため樹脂の製品でありがちな、粉が飛び散る問題を解消してくれるということです。実際、これまでのミルは樹脂のキャニスターだったため私も悩まされていた問題だったのですが、この製品では皆無とは言わないまでもほとんど飛び散ることがなく、フィルターに粉を移す作業が快適なものになりました。

また、挽くコーヒー豆の量はこれまで投入する豆の量で調整していましたが、この製品には挽く時間を設定することができるタイマー機能が付いており、ダイヤルで秒数をセットしておくとボタンを押すだけでその時間だけミルが回転し、一定量の豆を挽くことができます。この機能があるためか、豆を投入する容器が大きなものになっており、200g程度の豆を入れておくことができるようになっています。あまりここに入れたままおいておくと風味が落ちるので良くないと思いますが、数日で使いきればそれほど問題とはならないでしょう。やはりボタンひとつで挽くことができるというのは便利です。

ということで、新しいミルでまた美味しくコーヒーを楽しめるようになりました。しかし一方、オフィスにはコーヒーメーカーがあって自由に飲むことができるのですが、これが実に薄くて香りのない、正直言ってまずいコーヒーなのですよね。どうしてアメリカ人はこんなもので満足できるのかと思ってしまいますが、日本の事務所で飲める日本茶には誰も満足していないように、アメリカ人もやはり不満がないわけではないのでしょうね。コーヒーが飲み放題というだけでもよしとしなければならないのでしょうか。