Wimbledon

Wimbledon先週末の日曜日、午後になってちょうど風邪の具合が楽になってきていて練るのも飽きたのでちょっとテレビを点けてみたところ、NHKで全日本テニス選手権の男子決勝戦の録画中継が放送されていました。私も学生時代にはテニスサークルに所属してそれなりに熱意を持って取り組んでいたということもあり、国内トーナメントとはいえ決勝戦ともなればなかなかレベルの高い内容なので思わず最後まで見入ってしまいましたが、選手個人については何も知らなくてもプレー自体を楽しむことができたのは多少なりとも競技を実際に経験していたおかげでしょうか。

ということでテニスへの思いがちょっと蘇ってきたので…というのは真っ赤な嘘で、単にKirsten Dunstの出演作であるからというだけの理由で借りてきた、ウィンブルドンテニス選手権出場選手同士の恋愛を描いたロマンティック・コメディ作品「ウィンブルドン」を観てみました。

ウィンブルドン
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ウィンブルドン選手権といえばテニス発祥の地イギリスはロンドン南西部のWimbledonにあるAll England Lawn Tennis and Croquet Clubで行われる、テニス四大大会グランドスラムのうちでも最も権威と格式、歴史のある大会であるわけですが、この映画はこの大会の出場選手がコート内外で繰り広げる物語であるため、クラブの全面的な協力を得て決勝戦以外では決して使われることのないセンターコートまで実際に使用して撮影が行われています。このおかげで単なるロマコメ作品になってしまうことなく、リアリティ溢れる映像でテニスを見せるアクション作品の要素まで備えており、テニスに馴染みのある人はより楽しむことができるのではないかと思います。試合のシーンではTime Slice撮影、The MatrixのBullet Timeと同じ技法が使われるなど、映像表現にもかなり力が注がれています。

John McEnroeChris Evertも本人役でテレビ解説者として出演しているなど、なかなか懐かしい顔ぶれが見られたのは楽しいところでしたが、テニス経験のない俳優をプロ選手に仕立て上げるためには往年の名選手で1987年のウィンブルドンチャンピオンでもあるPat Cashによる半年間のトレーニングが行われ、また撮影時には実際のボールを使わずに「プロっぽい」動きだけを撮ってボールはCGで違和感のないように後から追加する、というような手法が使われているそうです。

ストーリー自体はまあロマコメらしくあまり複雑なものではありませんが、主演の二人があらゆる面において正反対に設定されていて、そのそれぞれについて人によって色々な解釈で見ることができるかもしれません。私自身としてはちょっと二人の接近が早過ぎやしないかというのが気にあるところでしたが、それは単にKirstenを汚されたくないというようなことのような気もします。

ちなみにPaul Bettany演じる主人公Peter Coltの愛車がPorsche 356 Speedsterなのですが、これもなかなか渋いところを付いてきて良かったです。このクルマには私も一時期あこがれたものですが、さすがに自分が生まれる5年前に生産の終わっているクルマですからね…それでも普通に走っているイギリスというのはやはりすごいところがあります。

というわけで、Kirsten目当てで観た私にとっては思った異常に楽しむことができる作品だったわけですが、もちろんKirstenは思っていたとおりのキュートさで私を魅了してくれました。彼女のテニスのシーンはそれほどなかったのですが、オフのシーンで見られる普通の女の子らしい部分がやっぱりいいです。まあ参ってしまっている人の発言には何の価値もないような気もしますが。

ちなみにPeter Coltのランキングは120位前後という設定になっていて、引退を決意したキャリアの「終わった」選手のように描かれていますが、日本人の場合は日本選手権第一シードの選手でもランキングは200位程度なので世界のレベルは遙か上ということになります。ということは「松岡修造は抜きんでていたんだな」ということになりますが、修造レベルの選手が今後日本から出るのはいったいいつになるのでしょうね…

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