POÄNGまんまと罠にはまっているような気がしないでもありませんが…

先月、子供部屋の収納を買いに行ってからまだ1月あまりしか経っていませんが、昨晩再びIKEAポートアイランドへ行ってきてしまいました。こんな短期間でまた行くことにしたというのは北欧家具や雑貨の魅力に取り憑かれているというのもありますが、前回は行ったのが休日だったのでSmåland(スモーランド)の受付が既に終了していて、子供達が遊べず欲求不満を感じていたためでもあります。特に次男はこの託児施設であるSmålandが楽しいらしく、親としても子供に我慢ばかりさせる必要がないというのは嬉しいものです。

さすがにオープンから半年経って当初のブームも一段落したということもあるかと思いますが、金曜日の晩に仕事が終わってから家具を見に行くという人はそう多くないので、店内はガラガラで非常に見やすく、余計な疲労感がなくて快適でした。Smålandも全く待たずに入ることができ、一時間経って我が子らが出てくるときには他にもう一人しかいなかったそうです。そうなるとまた逆に寂しくなってしまいそうですが、大丈夫だったでしょうか。

ところで、今回のお目当てはIKEAの看板商品の一つであるPOÄNG(ポエング)というアームチェアです。シンプルな構造と見た目でありながら機能性も全く犠牲にしていないデザインはさすが北欧デザイン…と言いたいところですが、実はこのチェアをデザインしたのは中村昇という日本人です。まあ日本人とはいっても北欧でもデザインを学んでいる人ですから、「日本の」デザインというわけではありません。そうは言いながらもIKEAを代表する商品のデザインが自分と同じ日本人の手によるものであるというのは意味もなく誇らしく感じてしまったりしますが、にも関わらず最近まで日本にIKEAがなかったというのは理不尽でもありますね。

それはさておき、このPOÄNGは私も前から欲しいと思っていたのですが、我が家にはこんなアームチェアを置いておく場所がない、と残念ながら却下されてしまっているので、実は今回購入したのはPOÄNGの子供用の方なのでした。見た目はそのままスケールダウンしたようなデザインになっていて、価格も4790円と安くなっています。しかし2脚買ってしまうと場所も値段もそれだけ必要なんですが…安いとは言っても子供には贅沢なようにも思いますが、家にいる間は本を読んでばかりの二人なので快適に読んでもらいたいというだけでなく、ソファを占領されたくないという大人のためでもあるのでした。

フラットパックによる効率化で価格を抑えているIKEAなので、例によって自分で持ち帰って組み立てる必要があるのですが、今回は子供用なので軽くかさばらず、組み立ても至って簡単なものでした。わずか10本のネジ止めだけで済んでしまうので楽なのはいいのですが、ちょっとこれでは私が座るのはやめておいた方がいいかもしれない、と思うような感じです。実際には問題ないだろうとは思いますが、4本のボルトに全体重を預けるには少々勇気が必要です。

ということで、あっさりできあがってしまい手伝いたかった子供には物足りなかったようですが、完成後の座り心地には満足した様子です。しかしやはり贅沢ですよね…私も欲しかった…というより今でも欲しいです。まあPOÄNGがIKEAの店頭からなくなることはないでしょうから、IKEAが日本にある限りいつでも買えるわけで、焦る必要はありませんね。もう少し余裕のある住まいに移るか、子供が出ていくか、IKEAの日本からの撤退が決まるか、どれが一番早いでしょうか?