IKEA TROFASTやっぱり万人受けするものではないかも。

今年春に神戸ポートアイランドにオープンして以来盛況が続いているらしいIKEAですが、大阪鶴浜に関西2店目がオープンした8月以降もその賑わいは衰えることが無く、一方で鶴浜の方はかなり空いているようなのはやはりアクセス性の良し悪しが原因となっているのでしょうか。あるいはIKEAのターゲットとなる客層は関西北部に集中しているということもあるかもしれません。しかし神戸の方も混んでいるとはいってもそろそろ一時期よりはさすがに落ち着いてきているだろうと、先週末の夕方から家族でまた行ってみました。

今回のお目当ては、おもちゃが溢れて整理がつかなくなってきた子供部屋に収納を、ということでした。そんなにしっかりしたものである必要はないのですが、ホームセンターなどで買えるようないかにも安っぽいだけのものは避けたいので、そういうときにIKEAの家具はもってこいではないでしょうか。

といってもそれほど選択肢があるわけではなく、結局購入したのはTROFASTというまさに子供部屋の収納のためのシリーズで、いくつかの形がある中で階段状のタイプ、白の化粧板と白木ムクでは白木の方を選びました。化粧板よりもムク板の方が値段がちょっと高めになっていますが、こちらの方が板が厚くてしっかりしているように感じます。

このシリーズは木材のフレームに3種類の深さのカラフルなプラスチックの収納ボックスを組み合わせて、引き出しとして使うことができるようになっています。購入したフレームには合計12段分のボックスを入れることができるので、適当にサイズを組み合わせて選んでみました。ボックスの色はサイズごとに決まっているようなのであまり自由に選ぶことはできず、基本的に子供部屋に似合う原色か白ということになります。

例によってIKEAの家具はフラットパックになっているので、自宅に持ち帰ったら組み立てが必要です。この組み立ても子供達には楽しい作業なので、今回は長男にもだいぶ頑張ってもらいました。それでも私は汗だくでTシャツとタオルはビショビショになってしまいましたが、作業自体は簡単なものです。基本的に板と板とをダボで組み合わせたところをネジで固定というのをひたすら繰り返すだけで、いつもの全く文字のない説明書でも間違うことはないでしょう。1カ所だけ微妙に穴の位置がずれているのかネジの入りづらいところがあり難儀しましたが、それ以外は特に問題もなく、子供に邪魔をされながらでも1時間程度で組み上がったのではないでしょうか。単純な構造ながら完成後はしっかりと強度は保っていて、子供が上に乗ってもびくともしないようです。

このあと、このフレームを設置するための部屋の片付けがまた大変でしたが、置いてしまえばあとは引き出しにがらくたを詰めていけばいいということで、部屋の中はだいぶスッキリしたのではないかと思います。それほど広い子供部屋ではないので、ちゃんと計算しないと勉強机2台とベッドを納めつつその他の家具を置いていくというのは難しいのですが、今はまだない次男の机とベッドを置いてもどうやらぴったりと納めることができそうです。

ということで私は今回の買い物にも満足していますが、やはり自分で持ち帰って自分で組み立てなければならないというのは高い敷居となってしまうのではないでしょうか。それでもIKEAの店内は相変わらずの賑わいを見せていて、多くの人が雑貨を買うだけであったとしても結果的には一般の家具店よりも多くの家具が売れていそうなので、この調子で日本に定着して欲しいものです。といっても家具なんてそんなに買い続けるものではないので、需要が一巡してしまったあとが心配ですが…