またベニスに行きたくなりました。
ある宴会が来週予定されていたのですが、昨今の状況に鑑み自粛するという事で中止になりました。被災者のことを考えるとそんな気になれない、という気持ちも理解できないではないのですが、それなら居酒屋や行楽地で働く人達の生活は一体どうなるのか、それでまた景気が悪くなってしまったら被災者に回る金もなくなってしまうではないか、と考える私はこういう時に自粛自粛と言って消費を抑えてしまうことには大反対です。何人もの著名人がこういうことをおおっぴらに言って叩かれてしまったりしているようですが、そういう風潮に流されてしまってはいけないと思います。
ということで、昨晩はいつも通り一人で映画を観に行ってきたのですが、駐車場に着いた時点でわかるくらい、やはり空いていました。レイトショーでも金曜日の夜であればロビーにも何十人かの人がいるものなのですが、昨日は十人程度しかいませんでした。そんなことを見越してチケットはe席リザーブを使わずに窓口で購入することにしていたのですが、それでも全く問題なく中央の観やすい席を取ることができました。
という事で今回観たのはJohnny DeppとAngelina Jolieの初共演ということで話題になった「ツーリスト」です。だいぶ前から観るつもりではいたものの、あまり評論家受けも良くなく、また実際に大スター夢の饗宴という割にそれほどのヒットというわけでもないようなのですが、いつも頼りにしている「超映画批評」で今週のオススメが付いていたので予定通り観てみたわけです。
パリでAngelina演じるEliseが警察に見張られるミステリアスなシーンから物語は始まりますが、主な舞台となるのはTGVで向かう先の北イタリアきっての観光地、水の都ベニスです。このTGVの車中でEliseがアメリカからの観光客Frankを捕まえ、その後ベニスでも行動を共にすることになるのですが、ここですっかりEliseの虜になってしまってされるがままのFrankがかわいい感じです。反対にAngelinaはJohnnyより一回りも若いのに貫禄たっぷりですが、舞踏会に行く際にドレスアップしたEliseの姿はこれまでに見たことのない妖艶さがありました。Angelinaは美人というのはちょっとエキゾチックすぎるような気がしていたのですが、このシーンを見てちょっと認識を改めたほどです。
美男美女が美しいベニスで優雅な姿を見せてくれるせいでかなり非現実的ですが、ストーリーの方は結構ひねられて最後は思わずあっという結末です。しかしそれをあっさりとしたタッチで描いているので疲れてしまうことはなく、軽い気持ちで楽しむにはとてもいいのではないかと思います。決して「いい映画」「すごい映画」ではありませんが、それなりの満足感は得られるのではないでしょうか。
そんな中で私がちょっと気になってしまったのが名も知れぬキーパーソンである男性を演じるRufus Sewellなのですが、どこかで見たような気がして仕方なかったのです。そして終わってからようやく気付いたのですが、元F1レーサーの中嶋悟そっくりではありませんか? 映画とは全然関係の無い話で申し訳ありませんが…
