Indianapolis Motor Speedway次はレース開催日に行かなければ。

日本の学校では3月から4月にかけては卒業・入学・進級のおめでたい時期で、その間には通常2週間ほどの春休みがあるかと思いますが、アメリカでも地域により時期や日数が異なることがあるものの、Spring Breakという休みがあります。私の子供達の学校では4月の第1週の一週間の休みですが、今年はイースターが3月末にあり、そのイースター直前の金曜日はGood Fridayという祝日のため10連休ということになりました。私の勤務先では必ずしも全ての祝日が休みになるわけではありませんが、今回はめでたく休みとなったので、その他に一週間の休暇を取得して私も10連休として旅行に出ることにしました。

アメリカでは広大な国土に行き先が広がっているため、これまでは旅行というと飛行機での移動を念頭に置いていましたが、家族4人分となると航空運賃が結構バカになりません。そこで、今回は趣向を変えて車で移動しながら各地を巡るという周遊の旅にしてみました。ただ、私自身は運転が苦にならないので問題ないのですが、他の家族が退屈してしまうのではないかというのが一番の問題でしたが、ものは試しということで強行しました。

まだ寒いミシガンを離れてちょっとでも暖かい南の方へと向かうことにしたので、最初の立ち寄り地はインディアナ州の州都、インディアナポリスとしました。そしてインディアナポリスといえばもちろん世界三大レースの一つといわれるIndy 500が開催されるサーキット、Indianapolis Motor Speedwayです。
ムサカ
が、その前に昼食をThe Greek Islandsというギリシャ料理の店で摂りました。ギリシャ料理というのはあまり日本では馴染みのないものではないかと思いますが、デトロイト中心部にもギリシャ移民のレストランや商店が並ぶGreektownという地区があって、カジノもあるので賑わっていたりします。今回、私はこのレストランで代表的なギリシャ料理のムサカをいただきましたが、クセのない味で日本人の口にも合うのではないかと思いました。夜にはベリーダンスを見ながら食事ができるとのことですので、インディアナポリスに宿泊するのであれば訪れてみるのもいいのではないでしょうか。
Indianapolis Motor Speedway Hall of Fame Museum
さて、食事の後はスピードウェイへ向かいました。南側の入口からオーバルコースの下をくぐって入るとコース内にHall of Fame Museumという施設があります。その名の通り、ここは博物館になっていて、このスピードウェイとIndy 500の歴史を学ぶことができるようになっています。それほど広くはない1フロアだけの展示なのですが、75台ほどの車両が展示されていて、うち30台強は歴代のIndy 500優勝車ということで、歴史の流れを直接感じることができるものになっています。

こちらの入館料は大人1人$5となっていますが、別途$5でバンに乗ってトラックを1周するTrack Lapというものを体験することもできます。ツアー自体は解説の音声を聞きながらゆっくりと走るだけで15分ほどで終わってしまうものですが、モータースポーツの聖地では最低限経験しておくべきものでしょう。$25支払うと別のGrounds Tourという90分のバスツアーもありますが、こちらは解説員による生の詳しい説明があり、フィニッシュラインの所ではコースに降り立ったりすることもできるようですが、私の家族はそこまでの興味が無いのでこちらには参加しませんでした。
Indianapolis Motor Speedway
その後なかなか充実したミュージアムショップを見たあと、宿泊地であるケンタッキー州最大の都市ルイビルへ向かい、ホテルへチェックイン後Guaca-Mole Cocina Mexicanaというメキシコ料理の店で食事としました。サービスがちょっと遅かったのが残念でしたが、こちらは昨年頃できた新しい店のようで、暗い照明の店内は雰囲気がありました。料理もよくあるTex-Mexとは違い、特にChips and Salsaにはサルサが3種類付いて来ましたが、どれも個性的で美味しかったです。

ということで、初日からまずまずだったかと思います。やはり旅行には美味しい食事が欠かせない要素ですので、今回はYelpを活用して注意して選んでみました。ただ、アメリカではあまり地域ごとの伝統料理というものがないのが残念ですね。