San Antonio SpursPistonsも頑張れ!

オースティンでの出張は無事に終えて今週末は自宅で過ごしていますが、ジョンソン宇宙センターを見学した翌日の日曜日はどうしていたかというと、今度は制限速度が85mph (140km!)というこれまで経験したことのない高速道路を小一時間走ってサンアントニオに行っていました。この街には私はこれまでに二度行ったことがありますが、アラモリバー・ウォークといったものが名所とされています。時間があれば出張者には見てもらえたらとも思っていたのですが、カーナビに騙されてしまったのと周辺が非常に混雑していたのとで時間がなくなってしまい、車の中からガラス越しに見てもらうだけとなってしまいました。

なぜそんなに時間がなかったのかというと、この日の目的はNBASan Antonio Spurs vs Milwaukee Bucksという試合を見ることだったためです。ちなみにオースティンには4大スポーツのチームが一つもないのですが、近隣のサンアントニオやヒューストン、ダラスにはそれぞれチームがあるので必要ないのかもしれません。

会場であるAT&T Centerに到着したのは試合開始2時間前の4時だったのですが、この時点ですでに入り口には長蛇の列ができているので驚きました。そして前売り券を買っていなかったのでチケットブースへ行ってみると、なんと2階席はすでに1人分ずつしか席が空いていないというではありませんか。二日前の金曜日に調べた時には十分に空席があったのでこれにはびっくりしましたが、1階席ということはそれなりに高い席しか無いということで、一番安い並び席は$142にもなってしまいました。ここで諦めて帰るわけにもいかないので仕方なくその席にしましたが、金曜日の時点で買っておくか、Stubhubなどで買っておくべきでした。まあ入ってみれば高いだけあって見やすい席だったのでいいのですが。

San Antonio Spursといえば昨シーズンのNBAチャンピオンチームであり、1999年以降に5回もNBAチャンピオンに輝いている強豪なので人気もそれだけ高いということのようです。会場は2階席まで実際にほぼ満席でしたし、試合中の応援の声も大きくて、ここ何年も低迷が続いているPistonsとはえらい違いでした。NBAは試合数も多いので完売はしないのだと思っていたのですが、それはPistonsの事情でしかなかったようです。

対戦相手のMilwaukee Bucksは前日にPistonsとの対戦に勝利していたので、私はその仇も討ってもらいたいという思いでSpursを応援していました。試合は前半Bucksが優勢でヤキモキさせられましたが、後半挽回して終盤は競り合いとなる緊迫したゲームとなり、そして結果的にSpursが勝って、非常に楽しむことができました。Spursのフィールドゴール成功率が30%と低かったのが苦戦の原因のようですが、それでも2人のスター選手Tim DuncanKawhi Leonardが揃ってダブルダブルという結果でした。

ということで、Pistonsの試合とはだいぶ違う熱気を感じたものですが、Pistonsでもかつての絶頂期であればそれだけの人気もあったでしょうし、ここ最近の好調ぶりを見ていると来年あたりには復活してくれるのではないかと期待してしまいます。人気は実力についてくるものであり、人気があればチームの勢いも増すのでしょうね。