Domino's Pizza日本とはいろいろ違います。

私が住んでいるAnn Arborという町はミシガン大学の城下町となっていますが、意外なところで世界的ピザレストランチェーン、ドミノ・ピザの本社も所在しています。元々隣町のYpsilantiで創業されたようですが、現在は私の家から車で5分少々のところにあるDomino Farms Office Parkというところに本社を置いています。

ところが実は、これまで3年半せっかくお膝元に住んでいながら、デリバリーというものを頼んだことがなく、ドミノのピザも食べたことがありませんでした。学校の資金集めのイベントなどでドミノのピザを食べると代金のうちいくらかが学校に寄付されるという地元らしいものもあったのですが、どうも気後れしてしまっていたのでした。しかしこのまま帰国してしまってはいけないような気もして、先日ついに注文してみることにしました。

注文はもちろん電話でも受け付けていますが、ウェブでもできるということなので、間違いのないようにというのと好奇心とでOrder Onlineというのを利用してみました。これは実に簡単で応答も良く、テキパキと完了しました。支払は注文時にクレジットカードでも、配達時に現金でも可能です。注文が済むとメールが届き、あとは待つだけなのですが、面白いのはウェブで作業状況のトラッキングができるようになっていることです。注文完了、準備、焼き、チェック、配達という5段階で進行状況を見ることができますが、こういうものがあると逆にまだかまだかと焦ってしまうもので、配達指定時刻の30分前を過ぎてからようやく準備が始まったと安堵しましたが、以前行われていた30分配達保証を考えれば当然それくらいですね。
ExtravaganZZa Feast
配達は日本のような三輪スクーターではなく、普通の自家用車の屋根に看板を載せただけのもので行われます。これはおそらく配達員自身の車なのでしょう。今回届けてくれたのはミシガン大学の留学生のような中国人青年でした。代金は$18弱でしたが、$20札を渡して釣りはチップにあげたところ、愛想よく帰って行きました。

そう、今回頼んだのは14インチのラージサイズ1枚、3〜5人前ということだったのですが、それで税金やチップ込みで$20で済んでしまうのです。日本だとLサイズのピザだと通常3000円以上すると思うので、だいぶ安く感じられます。また、配達料がピザの値段とは別になっていて、今回は$2.35ということでした。これがピザの枚数により変わってくるのかどうかは分かりませんが、店舗から家までは3km以上あることですし、妥当なところではないでしょうか。

ということで、3〜5人前と幅があるのもよく分かりませんが、アメリカ人での人数なのでやはり日本人の家族3人には食べきれる量ではありませんでした。しかし味の方は焼きたてでもあり、アメリカンなピザとしては美味しかったです。ExtravaganZZa Feastという商品で、他のピザより$1だけ高かったのですが、それも納得の具だくさんピザでした。ちなみにExtravaganZZaというのは「華やかな祭典」という意味の”extravaganza“と”pizza”を掛けているシャレと思われます。