情報配信の新しいフォーマットとして急速に普及しつつあるRSSですが、ついに大物Yahoo! Japanも初のRSS配信を始めたということです。Yahoo! Japanの新しい「新着情報」のページにある、「話題先読み情報」と「新着オススメサイト集」の2つのカテゴリのそれぞれをRSSで配信しています。他のカテゴリではまだ対応していないようですが、それも時間の問題かもしれません。私もさっそくBloglinesに登録してみましたが、Yahoo!ならではの厳選された情報がタイムリーに得られそうで期待しています。

RSSはユーザにとってはメリットの多いフォーマットですが、配信側にとってはRSS自体へは広告が入れ辛く、またユーザが定期的に巡回する必要がなくなるためにウェブサイトの訪問者を獲得するためにはそれなりの工夫が必要となってくるので、Yahoo!も導入には抵抗があったかもしれません。それでもユーザ側の利益を優先しての英断とも解釈できますので、今回の対応は評価したいと思います。

RSSやATOMを配信する場合、どれだけの内容をRSS等に含めるべきか悩ましいところだと思います。RSSをリッチにすればするほどユーザはそれだけで満足できるため、ウェブサイトの訪問者は減るでしょう。ページビューで評価されるような広告を挿入している場合には深刻な影響があるでしょう。しかし、タイトルのみのような簡素なRSSの場合には、ユーザの興味を引いてウェブサイトに誘導できるような魅力が要求されます。私自身はRSSだけで済んでしまった方が効率よく閲覧できて助かりますが、たまにはウェブサイトの方も覗いてみると新たな発見があったりもしますね。

ともあれ、Yahoo!までもがRSSに対応したということは、一般に広く認知されるようになる日も近いですね。今のところ私は専らBloglinesでRSSを読んでいますが、リーダ等も多様化が進んでより快適な閲覧環境が得られると嬉しいです。

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