着実に進化しているようです。
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我が家では先日まで、アメリカ駐在中の2012年に購入したDysonDC44 Animalを掃除機として使用してきました。しかし、バッテリーというのは消耗品なので徐々に使える時間が短くなっていくものですが、当初20分使えるとされていたものが、さすがに1分も持たないようになってしまっては使い物になりません。購入したのが7年前のちょうど今頃だったようですので、そろそろ買い換えなければならない時期なのでしょうか。バッテリーだけ買い換えれば済むはずですが、妻はいろいろ使い勝手にも不満があったようなので、それが改善されていることを期待してちょっと新しいモデルにすることにしました。

そこで購入したのがV8 Fluffyというモデルなのですが、ちょっと新しいと言ってもDysonのコードレス掃除機も今はV11まで出ており、V8は2016年に発売されたモデルとなっています。というか、Dysonの掃除機は旧モデルもそのまま売られているので非常に多くのモデルがあって、いったいどれを選べば良いのかよくわからず、購入の敷居を高くしているような気がしてなりません。

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私が比較サイトなどを参考にした上でV8を選んだ理由は、主にバッテリーの稼働時間と価格とのバランスです。コードレスクリーナーのキモであるバッテリー稼働時間はV6まで20分だったものがV7で30分、V8では40分に伸びています。さらにV10では60分にまで伸びていますが、新しい製品なのでまだ価格がこなれておらず、V8に対し実売では1万円程度高くなっています。最新のV11では吸引力が25%向上した一方でV10よりさらに1万円以上高価格であり、金に糸目をつけず性能を追求したいという人でなければ手を出しにくいのではないでしょうか。逆にV7とV8との価格差は2000円程度にとどまっており、あえて選択する理由が見つかりません。

“Fluffy”というのはクリーナーヘッドとしてソフトローラータイプのものが付属することを表しているようですが、通常のブラシ式のものよりもフローリングを傷つけにくいということで選択のポイントとなりました。これまで使っていたものは無頓着にアメリカで購入したものだったので、知らず識らずのうちに全面フローリングの我が家の床を傷めていたかもしれません。ソフトローラーヘッドというのはスポンジのロールの間にブラシがちょっとだけ挟まったような形になっていて、ローラーが回転することでホコリなどをスポンジでこすり取るような仕組みになっているようです。

使ってみた感じではDC44に対して明らかに静かになっていて、周囲への騒音もあまり気にしなくて済むように思います。吸引力の違いはまだよくわかりませんが、ソフトローラーがベッドの下のホコリをうまく取ってくれるということがわかりました。稼働時間についてはすでにバッテリーのヘタったものと比較しても意味がありませんが、公称で2倍に伸びているので使っている間に切れてしまう心配がなく安心して使えます。また、DC44の欠点とされていたのがトリガースイッチの重さで、手が痛くなったりしっかり押せずにイライラして私も実感していたのですが、V8では確かに改善されていて、とても楽になりました。

まあ、国内メーカーの掃除機のほうが安くて良いものもあるというのはわかっていますが、過去に購入した「なんちゃってサイクロン」にがっかりしたことがあって、どうも気が進みませんでした。本当は紙パック式が楽で清潔で、吸引力も高いというのも知っていますが…結局はデザイン重視とブランドなのかもしれません。