満足できると思います。
🎧

COVID-19が日本でも再び勢いを取り戻しつつある今、また在宅ワークになっているという人も増えているのではないかと思いますが、私は今年5月頃から現在まで週1日のみ出社して4日は在宅勤務という就業形態を基本としています。在宅ワークも慣れてしまうと自宅のほうが大きなモニタを使用できるなど作業環境が良く、集中できて効率がいいので、もうずっとこのままでもいいのではないかと思っています。ただ妻にはストレスになっている恐れもあるので、ケアは必要ですね。

しかしそういう「週1日だけ出社」というようなパターンにもちょっとした、些細な問題がありました。それは、オンラインミーティング用のヘッドセットとして以前Razer Krakenを購入したのですが、それを持って自宅と会社を往復する必要があり、かさばってしまうということです。本当に大した問題ではないのですが、毎週のこととなるとじわじわと不満に感じられていたのでした。

そこで、週1日だけなら安価なものでいいからもう1つ購入しようと思い立ちました。ただ、会議が長時間に亘ることもあるのでオンイヤータイプは避けてオーバーイヤータイプであることにはこだわって探した結果、JBLQuantum 100というものがコストパフォーマンスが高いと勧められているのを見つけ、これを購入してみることにしました。

JBLといえば超高級スピーカーも手掛ける伝統あるブランドですが、現在はSamsungの子会社Harman Internationalの傘下となっています。このQuantum 100はそのJBLが販売しているゲーミングヘッドセットのオーバーヘッドタイプでは最も基本的なタイプのもので、市場価格は3000円台となっています。私も最初は国内PC周辺機器メーカーの安価なものかAmazonベーシックにでもしようかと思ったのですが、価格に大差ないことと先のコメントからJBL Quantum 100を選択したのでした。

さすがにこの価格帯なので、Razer Krakenと比較すると多くの部品が樹脂製だったりしてコストダウンが図られていることがわかりますが、高級感はないにしても安っぽさが気になるほどではありません。逆に金属部品が少ないためにわずか220gと軽量になっており、長時間着用していても疲れにくいかもしれません。また、イヤーカップは一見小柄ながらしっかりと耳を覆うには十分な大きさだと思います。ただ、私は平均よりも耳が小さいと思うので、ちょっと窮屈に感じる人もいるかもしれません。

音楽は聴いていないので音質はあまり評価できませんが、ミーティングで使用するにはまったく問題なく、もちろん音量も十分です。取外し可能なマイクの音質や集音特性もヘッドセットのマイクとしては問題ありません。実はKrakenはアナログ接続では十分な音量が取れなかったりうまく使えず、安価なUSBインターフェースを購入して使用しているのですが、Quantum 100はPCのアナログ端子に接続して使用することができたので、こちらのほうが使いやすく好ましいということになります。また、本製品には最初からウィンドジャマーが付属しているというのも嬉しいところです。

ということで、安かろう悪かろうでもなく、十分な実用性を備えた高品質なヘッドセットということになるのではないでしょうか。音質にこだわる人はQuantumシリーズでももっと高級なものを選択すれば満足できるのではないかと思いますが、会社でオンラインミーティングに使用するということであれば私もこの製品をおすすめしたいと思います。もし最初にこれを購入していたら、自宅と会社で同じものを購入していたのではないでしょうか。