日本で車を持っていると避けられないのが2年に1度の車検、自動車検査登録制度ですが、私のMINI 5 door Cooper Sも購入してから9年が経ち、4回目の車検を受けることになりました。今日午前中にディーラーの整備工場に入庫してきて、検査・整備には通常3日間かかるということで、その間の代車として借りたのがMINI Crossover Cooper D ALL4です。
海外ではCountrymanと呼ばれていたものが商標の問題で日本では使えなかったのでCrossoverという名前になっていたのですが、その問題が解決して今年発売された今の世代からは日本でもCountrymanと呼ぶようになったようです。ということで、借りたのは前の世代のモデルですが、走行距離がちょうど1万kmほどのまだ真新しいものでした。
Crossoverは一応SUVなのでMINIとしてはだいぶ大柄ですが、MINIなのでSUVとしては小柄という微妙な大きさで、通常のハッチバックのMINIでは狭いという人にはちょうどいい大きさなのかもしれません。普段5ドアハッチバックに乗っている自分にとっては天井の高さを感じますが、横幅などは若干ゆとりがあるかなという程度で、取り回しに違和感があるほどの違いはないと思います。
借りたのはCooper Dなので2リッターディーゼルターボのエンジンで、さすがに低速トルクはかなり太く、ちょっと重めの車体でもグイグイ加速してくれます。ディーゼルというと気になるエンジン音も、車内にいる限りはガソリン車とほとんど変わりません。ただ、車重のせいもあるのかと思いますが、期待したほど燃費がいいわけではないようで、私のCooper Sよりもちょっと悪いくらいのようなので、ガソリンと経由の単価の違いで若干安上がりという程度になりそうです。この程度の違いだと、よほどの距離を走らない限り車両の価格差の元を取ることはできないのではないでしょうか。
この車は最近のものだけあってAppleのCarPlay対応のディスプレイオーディオが装着されていました。私も自分のiPhoneを接続してGoogle MapsアプリやiOS純正マップアプリをカーナビとして使ってみたりしたのですが、自分が事前に検索していたポイントを簡単に選択できるのは便利ですし、専用カーナビよりも圧倒的に検索性能がいいのもいいところです。しかし、ワイヤレスで接続できるとはいえ、スマートフォンを接続しないと地図が表示できないというのはちょっと不安になる場面もあるかもしれません。私のiPhoneが性能的にギリギリなので他のアプリを起動していると不安定になってしまい、地図が表示できないという時間がありました。不慣れな土地でそういう事が起こるとちょっと困ったことになりそうです。
ということで、たまに違う車に乗ってみるというのはなかなか楽しいものです。旅行先でレンタカーを借りることはありますが、いつもケチって安い車にしてしまうので1300cc以下の性能の低いつまらない車ばかりで、まかり間違ってもMINIが借りられるようなことはありませんから、ちょっと貴重な機会だと思います。今回の車検整備もだいぶ大きな出費になりそうなので、これくらい楽しんでもいいですよね。