すでに昨年7月に発表されていたのを今日知ったのですが、NTT東日本とNTT西日本が今日2025年3月31日をもって177番での天気予報サービスを終了するとのことです。
私が子供の頃はスマートフォンのスの字もなく、まさかこんな便利な世の中になるとは空想すらしませんでしたが、今や天気予報などいつでも見たいときにどこの天気でも詳細に知ることができるので、電話を掛けて天気予報のアナウンスを聞くなんていうことはもう流行らないのは間違いありません。1988年頃には年間3億件以上の利用があったものが、2023年度には556万件と2%以下にまで落ち込んでいるということで、採算が取りにくい状況になっていたということでしょう。
なお、天気予報の他にも過去には様々なサービスが既に終了していますし、電話番号案内の104も電話帳と合わせて1年後の2026年3月31日で終了することが発表されています。電話番号の電話帳への掲載や104での案内については、近年は固定電話でもオプトアウトする人が少なくなかったでしょうし、企業や店舗の番号はウェブで検索すればわかる場合が多いので、これももはや役目を終えたと言えるでしょう。
時代の移り変わりとともに必要とされるサービスが変わっていくのも当然のことですが、これらもなんだか一つの時代の終わりのようで少々感慨深いものがあります。
ちなみに、177終了についてはNTT西日本からもほぼ同じ文面で発表されていますが、東日本では「スマートフォン」となっているところが西日本ではなぜか「スマホ」となっています。わざわざここを変えてくるというのはよほど強いこだわりがあるのではないかと思えますが、もともとどちらで作成された文面なのでしょうか。元が西日本だというならまだ理解できますが、もし「スマートフォン」をわざわざ「スマホ」に書き換えたのだとしたらよっぽどですよね。変なところが気になってしまいました。