私は自宅ではQ10 Max、職場では以前自宅で使っていたQ8と、すっかりKeychronのキーボードが気に入ってしまっているのですが、またもう1枚Keychronのキーボードを購入してしまいました。しかもまた、これまで購入したすべてのKeychronキーボードがAlice配列です。

今回購入したのはK11 Maxという薄型キーボードの上位機種であるMaxで、やはりAlice配列であることが一番の特徴です。K15 Maxというファンクションキーやマクロキーが追加されたQ10と同じ75%のタイプもありますが、K11はQ8と同じ65%のタイプになります。こちらを選んだのは、Q10を実際に使ってみたらファンクションキーはほとんど使わないし、マクロキーもなくても困らないということがわかったためで、一番問題だったバックティックもESCの位置にして、ESCを左CTRLに割り当てることに慣れてしまいました。

もともと私が最初にKeychronに注目したのはK3という薄型キーボードでしたが、実はこれまでに薄型キーボードは一度も購入したことがなく、このK11 Maxが最初となりました。キーのタッチは気になるところでしたが、ストロークの短さはそれほど気にならず、平面的なキートップにも特に違和感はありませんでした。最初こそ不慣れな感じがありましたが、ちょっと使っているだけですぐに慣れてしまいました。また、KシリーズでもMaxでは制震フォームが入れられており、カチャカチャと鳴ることがなく静かにタイプすることができます。

MaxではPCとの接続は有線USB Type Cの他に、Bluetoothと専用ドングルを使用した24GHz無線接続の3種類の接続方法から選択することができ、またBluetoothは3つの接続先を切り替えて使うことができます。私が職場で使う分にはBluetoothで1台のPCに接続できれば十分ですが、あって困るものではありません。Bluetoothの接続性にも特に問題はなく、スムーズに使用することができました。

なぜこのキーボードを購入したかというと、勤務先でノートPCを持って移動することが多く、PCの本体キーボードがJIS配列であることもあって、移動先でタイプするときに精神的な負担が大きかったためです。このキーボードをノートPCのキーボード部分の上に載せて、いわゆる「尊師スタイル」で使っていますが、キーボードがやや幅広なこともあって本体キーボードに干渉してしまうこともなく、なかなか快適に使うことができました。

やや欠点となっているのも幅が広いということで、職場内の移動で使っているトートバッグの幅にぴったりすぎて、他のものが出し入れしづらくなってしまうということでした。縦に入れればいいのですが、そうするとバッグの高さが不足気味になってしまうのでした。まあそれほど大きな問題ではありませんし、本当に困るならちょっと大きめのバッグを使えばいいだけですね。

ということで今回もKeychronには満足させてもらいました。また次に購入するとしたら、今度はホール効果を応用した磁気スイッチを使ったHEシリーズのAlice配列版Q8 HEが出たときでしょうか。本当に発売されるのかどうかもわかりませんが、こんな事を言っていると予想より早く出てきそうでちょっと怖いです。