梅雨の明けた西日本ではもうすっかり夏の日差しとなっていますが、直射日光が当たるのとそうでないのとでは暑さの感覚もだいぶ異なります。昨今は男性が日傘を差しても変に思われることがなくなったのはいいことです。日光に当たることによる日焼けや紫外線による肌の老化が気になるというだけではなく、体感温度が数度は異なるはずで、単純に暑さを凌ぐためにも効果があるのですから、皆積極的に日傘を使っていくべきでしょう。
そういう私は5年ほど前から夏場に折りたたみ式の日傘を持ち歩くようにしているのですが、この時に購入した日傘がだいぶヨレヨレになってきて、綺麗に畳むのが難しくなってきたので、日常的に使うものなのでストレスを減らすためにも買い換えることにしました。
今回の商品選びのポイントは「形状記憶」です。実際には記憶というような大層なものではなく、裏側にPETのシールが貼ってあるおかげで簡単に畳むことができるというものですが、先日購入した雨傘が期待通りに便利だったので、同様のものが欲しいと思ったわけです。しかし、その形状記憶で絞ったとしてもAmazonだけでもかなり多くの商品があって選びきれないのですが、どうせ買ってみなければわからないのだから、あまり悩んでも仕方ないだろうということで「Amazonおすすめ」の商品をレビューも見た上で購入してみました。
3000円少々の商品なので安っぽさは否定できないのですが、畳んだ時のコンパクトさと、期待していた畳みやすさは問題ありませんでした。また、これまで使っていた日傘は手動開閉だったのですが、この製品は自動開閉で、片手で開閉できるというのはやはり思っていた以上に便利でした。さらに、今まではとても風に弱く傘が簡単にひっくり返ってしまっていたのですが、バネが入っているためなのか若干強いような気がします。雨傘は常に風上に向かって差していればいいのでひっくり返りにくいのですが、日傘の場合は風と日差しの方向が無関係なので、この点は結構重要な気がします。
ちょっと残念なのは、私の事前の確認不足でもあるのですが、持ち手が細く、長時間持っていると手が疲れてしまうということです。ただ、以前の傘の持ち手ははるかに短く小さかったので、それよりマシではあります。持ち手の樹脂が艶消しのもので安っぽいのも気になりますが、加水分解でベトベトになってしまうよりはいいかもしれません。今のところそれ以外に特に気になることはなく、概ね気に入っています。
ということで、私は本当に日差しがきつい7月から9月くらいの間にしか日傘を使いませんが、今年はその間も今までより快適に過ごせそうです。いっそ折り畳みでなく、長い日傘でもいいような気もするのですが、やはりコンパクトに持ち歩ける方がいいかなと思っています。