Removed Keytops私にとってPCは会社にいる時間のうちの半分程度は触れているものなので、PCとのインタフェースとなるキーボードは非常に大切であり、いいものを使いたいと思っています。そのため私は職場のPCのために自費でHappy Hacking Keyboard 2を購入して使っているのですが、どんなにいいキーボードでも使っているうちに手垢と埃でキートップにだんだん汚れが付着してきてしまいます。

キーの上面を拭くのは簡単ですし、指で触れているうちに汚れも取れてしまうので、上面に汚れが付着するということはないのですが、問題なのはキーの側面に付着する汚れです。拭き掃除をしようにもキーとキーの間に雑巾のようなものは入りませんし、結構しつこい汚れになってしまうのでティッシュで拭いたくらいではなかなか落ちてくれません。そこでこの週末に自宅に持ち帰り、効くと聞いていた方法を試してみることにしました。

その方法とは「キートップを全て外して洗濯用のネットにまとめて入れ、衣類と一緒に洗濯機で洗ってしまう」というものです。普通の人はキートップがそんなに簡単に外れるものとは思っていないかもしれませんが、大抵のキーは上からはめこまれているだけなので、真っ直ぐ上に引き抜いてやれば外すことができてしまいます。やはりキーとキーの間には指は入りませんので、これを引くというのがそのままでは難しいのですが、私はゼムクリップを一旦伸ばしてからキーの幅に合わせて曲げた治具を作りました。専用の治具も市販されているので、それが入手できる人はその方が簡単かつ安全かもしれません。

実際に洗濯してみると確かに汚れは完全に落ちてしまい、キートップはほぼ新品同様となってしまいました。ベース側も豪傑は水洗いしてしまい数日陰干ししてから使うというようなことをするようですが、私はそこまで思い切ったことはできなかったのでティッシュと綿棒でゴミを取るだけに止めましたが、キーを外してしまったおかげで隙間にたまったゴミはほぼ全て取り除くことができ、非常に気持ち良く使えるようになりました。

それに気を良くして自宅用のHappy Hacking Keyboard Liteの方も同じようにキートップを外して洗濯することにしましたが、同じように見える2つのキーボードの構造は「こうも違うものか」というほど別物で、値段が3倍ほど違うだけのことはあると納得してしまいました。それは当然キータッチなどでも十分わかるものですが、構造を見てみると説得力があるものです。

というわけで、HHK Liteの方も綺麗になったところで今度はiBookのキーボードが気になるようになってしまいました。さすがにノートPCのキーは引っ張るだけで外れたとしてもそのまま壊れてしまいそうな気がして引き抜く勇気がないのですが、大丈夫なものでしょうか…まあ厚みのない分谷間も浅いので拭き掃除だけでもある程度は綺麗になるので、それで我慢することにしておきます。