数年前に一世を風靡して猫も杓子も週末に押し掛けて店の前に駐車場待ちの渋滞を作っていたUNIQLOですが、最近はだいぶ落ち着いてきてほどほどの賑いになったようですね。それでも毎週のようにチラシが入り、週末の午後は駐車場がいっぱいになったりもしているようですから、ある一定の地位を確保するようになったということでしょう。

Unique Clothingという名前の由来とは裏腹に、そのままただ着ただけでは没個性の見本のような服装になってしまうのですが、ポイントを押さえてうまく着こなせばクセがないだけに引き立て役に回ってくれます。その無難さを絵に書いたようなところと、何しろ安いということが広く受け入れられるようになった理由なのでしょうが、私も部屋着や通勤用といった「どうでもいいようなとき」、あるいは重ね着して見えなくなってしまうような場合には愛用しています。

というわけで今日もチラシが目に入ったので、ちょっと欲しいと思っていた部屋で着るパンツを買おうと、混み合う前にということで午前中に子供達を連れて自転車で行ってきました。我が家からは歩いても10分程度で行けるところにあるので便利です。

一点一点が安いので、色々見ているうちについついあれこれカゴに入れてしまいそうになるのですが、ムダな買い物をしても仕方ないのでちょっと絞って、安くなっていたウォームアップパンツと、2枚で1500円というタートルネックのTシャツ、それとコーデュロイのシャツを持ってレジに向かうことにしました。しかしこれだけ買っても5500円で済んでしまうというのはやはりUNIQLOの素晴らしさですね…ブランドに拘ればシャツの1枚も買えないような値段です。

まあ、これだけ安ければそれなりに繁盛して当然という気もしますが、ただ安いというだけではなく店構えも商品も安っぽさを感じさせないというところが類似の他店とは違うところなのでしょうね。いつも清潔感のある店内は他業種でも見習うべきところではないでしょうか。

しかし、何となくUNIQLOの服を着ているということがバレないようにしてしまう私がいるのはなぜでしょうか。特にUNIQLOに買いに行く時はあえて常連に見えてしまわないように、UNIQLOの服を着て行かないように注意してしまいます。やっぱりそれは私が見栄を張っているだけ、私の虚栄心の現れなのでしょうね…お恥ずかしい話です。