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姫路市、庁舎のエアコン設定温度を25度に

暑さにも個人差があることを理解してほしい。

私は現在、白鷺城で有名な兵庫県西部の中核市である姫路市に住んでいるのですが、もともと東京とその近郊で育った私が姫路に来てから今年でなんと25年になりました。いつの間にか人生の半分以上をこちらで過ごしているので、すでに東京に帰省したときも姫路に戻ってきたときの方が落ち着くようになって久しいです。

その姫路市が先日、市役所本庁舎の冷房時の室内温度を25度にすると発表したと報じられました。快適に仕事ができる環境にして作業効率を上げ、残業時間を短縮することで結果的に省エネ、経費節減になると説明しているようです。現在の姫路市長である清元氏は今年の統一地方選挙で当選して1期目ですが、医師でもあるため専門的な見解を持っているのかもしれません。

25度というのは寒いという人もいるのでは、という声もあるようですが、その程度の寒さなら上着を着るなりひざ掛けをするなりできるでしょう。それができないという人は気温が25度以下のときはどうしていたのでしょうか。人並み以上に暑さに弱い私は職場のエアコンは26度に設定するようにしていて、同僚には寒いという人もいるのですが耳を貸さないようにしています。上着やひざ掛けは許されているのに対し、作業着を脱いでシャツ1枚になることは禁じられているのですから、暑い側に合わせてもらわないとどうしようもないでしょう。もちろん机の上に扇風機は置いていて在席時は常に風に当たるようにしていますが、それでなんとかという状況です。事務所衛生基準規則では下記のように室温が28度を超えないことと定めていますが、これは設定温度ではなく実際の室温のことであることを理解すべきでしょう。

事業者は、空気調和設備を設けている場合は、室の気温が十七度以上二十八度以下及び相対湿度が四十パーセント以上七十パーセント以下になるように努めなければならない。

なお、瀬戸内海に面した姫路市は他の三方を山に囲まれているせいか気候的には盆地のような特徴も持っており、夏の最高気温は38度ほどになる一方、真冬は氷点下まで下がるという寒暖の差が大きいところです。しかしそれ以上に私がこちらへ来て驚いたのは、夏は朝から暑いということです。関東地方では天気の良い日の朝は放射冷却で涼しくなるものですが、姫路では最低気温が25度を下回らない熱帯夜が当たり前で、ここ数年覚えている限りでは熱帯夜でない日のほうが数えるほどです。まあ、全国的に熱帯夜は増える傾向にあるようなので、これはこの近辺に限ったことではないのかもしれません。

そんなところなので、夏場のエアコンはどう考えても必要、ということで市内の小中学校にも現在ようやく配備されるようになってきたのですが、まだ整備されていない学校があるため不平等、という訳のわからない理由でまだスイッチを入れることが許されていないそうです。児童生徒はともかく、現場の先生方の労働環境をないがしろにしたこの屁理屈はなんとかならないのでしょうか。また驚くことに、上記の通り冬場の寒さも厳しいところなのに、教室には暖房も一切備えられておらず、子どもたちも上着を着込んで震えながら授業を受けているのです。この話を地元の知人らにすると「自分たちのときもそうだったから」と言うのですが、そんなことではいつまで経っても改善されません。そんなことで良いとは思えないのですけどね。

検察って...

司法試験に合格していたってやっぱり人の子、聖人君子じゃないということ。

大人なら誰でも名前は知っていて、何のためにあるのかということも大体は知っていても実はよくわからない謎の組織「検察」ですが、今週は2つのニュースで主役というよりは悪役になり、槍玉に挙げられることになってしまいました。

まず1つ目は、ある検察官が証拠品であるフロッピーディスクに私物PCでアクセスし、「偽証明書の作成日時が検察側主張に合うように書き換えられていた」というニュース。検察といえば公訴権という強力な権力を持つ唯一の組織で、要するに裁判に持ち込むかどうかはこの人たちの胸先三寸で決まってしまうということです。その権力は何にも増して慎重に扱ってもらわなければ困るものですし、起訴したからには裁判にも公正に臨んでもらわなければなりません。

その検察官が自分たちに都合の良いように証拠品に手を加えるというようなことがあったとしたら、私たちはどうやって自分の身を守ればよいのでしょうか。たとえ自分の身に何もやましい事がない、清廉潔白な人であったとしても、証拠を捏造されて起訴されてしまってはどうすることもできません。裁判官は検察の主張に嘘はないという前提で判断を下すでしょうから、検察に目を付けられた時点ですでに結果は決まっているということになってしまいそうです。

もうひとつのニュースは、尖閣諸島近海で違法操業していたところを見つかり、取調べを免れようと漁船を巡視船に衝突させたため公務執行妨害罪で逮捕していた中国人船長を「日中関係を考慮して」釈放する、というものです。最初は国内向けのポーズと見られていた中国政府の態度が日を増すごとに厳しくなってきて、また日本人4人が中国の軍事施設を撮影していたとして拘束されているということも伝わってきて、そういう状況を考えて、というつもりなのでしょうが、結局中国の圧力に屈してしまったようにしか見えません。これでは「圧力をかければ日本は折れる」という前例になってしまうだけで、日本国にとってはなんのためにもならないのではないでしょうか。

しかも、今回の判断は検察が独自に下したものであり、政治判断ではないというのですから驚きです。いったいいつから検察庁が外交に関与するようになったのでしょうか。勝手にこんな判断を下して国益を損なう官庁にも開いた口が塞がりませんが、そんな官僚をコントロールできていない民主党政権にも大いに問題があります。そもそも、政府が速やかに政治判断を下さないからこそ問題が大きくややこしくなってしまったわけですが、せいぜい事態がこれ以上悪い方向に進まないようにしてもらいたいものです。

それにしても、検察官になるには弁護士や判事と同様、司法試験に合格する必要があるのですから、相当なエリートであるはずです。1つ目と2つ目のニュースではだいぶレベルの違う話ですが、そんな人達がこういうおかしなことをしてしまうのは仕方のないことなのでしょうか。たまに悪いことをして捕まる弁護士もや判事もいますし、結局は勉強の出来不出来とは無関係な人間としての問題なわけで、沢山の人がいれば中にはそういう輩もいるというだけのことですかね。勉強が出来れば偉いというわけではないという当たり前のことで…