PENTAX購入からわずか1ヶ月で後継機である*istDS2が発表されて少々寂しい思いをしたものの、液晶のサイズ拡大以外はソフトウェア的な変更に留まっていたため「ファームウェアのバージョンアップで*istDSも同等にしてもらえるのでは?」と淡い期待を寄せていました。その願いがついに叶う時が来たと、PENTAXからのメールで伝えられ、昼休みの職場で小躍りしたい気持を抑えながらこの文章を書いています。

更新により改善される内容はそのメールによると

1.撮影メニューに「AFモード」を追加し、AF.S(シングルAF)とAF.C(コンティニュアスAF)が設定可能になりました。
2.感度設定に「AUTO」を追加し、感度の初期設定にしました。これにともない、カスタムメニューの「感度の自動補正」を「感度AUTO時の調整範囲」に置き換え、感度「AUTO」選択時の調整範囲を設定できるようにしました。
3.カスタムメニューに「MでのAE-Lボタン」を追加し、M(マニュアル)モード時にAE-Lボタンを押した際の露出調節に、プログラムライン上に加え、Tv値(シャッター速度)、Av値(絞り値)のいずれかで調節するかを選択できるようになりました。
4.再生メニューの「デジタルフィルタ」の「ソフト」を弱・中・強の3段階調整可能にしました。
5.対応言語に「オランダ語」と「スウェーデン語」を追加しました。詳細設定メニューの「Language/言語」で設定します。
6.ピクチャーモード選択時のガイド表示にイメージ写真を追加し、より直感的にモードのイメージがつかめるようにしました。
7.メニューで設定できない項目は文字をグレーにし、設定(選択)自体が出来ないようにしました。

ということで、念願のコンティニュアスAFと感度自動設定が得られることになり、本当に液晶のサイズ以外はDS2と同等にまでなるようです。液晶もサイズが大きいだけで画素数は変わらないようなので、厚みが増してしまうDS2よりもむしろ好ましい…というのは負け惜しみでしょうか。

今はまだ職場にいてこの情報を得ただけなので、使用感などはまたそのうちどこかで触れると思いますが、AF.Cでのバッテリの減り具合なども気になるところですし、感度自動設定の具合も実用になるものなのかどうかわかりません。気に入らなければ使わないということで済むような内容ばかりなので、アップデートすることで不具合が発生するようなことがなければ問題ありません。しかし、ソフトウェアをダウンロードしてアップデートするだけでカメラの機能がアップしてしまうなどということは、PC周辺機器としては当然と考えてしまいがちですが、従来の銀塩カメラなどでは考えられなかったことですね。

ちなみに、Windows版がLHaの自己解凍形式(EXE)、Mac版がBinHexということで、そのどちらも持っていない人は有償サポートを受けるしかないのか、というのがちょっとアレな感じで幸せ気分に水を差されたような気がしてしまいますが、まあ世の中のPCユーザの99%以上はこれでカバーしているということで仕方のないことかもしれません。実は自分はどちらも使えるのでどうでもいいのですが。

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